1月10日 インターンシップの日,インターンの日
1月10日はインターンシップの日。インターンシップ制度を導入する企業やそれに参加する学生の拡大と意識の啓蒙を目的に、ルーキーワークス株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。また同社は、この日をインターンシップの略語であるインターンの日ともしている。日付は、「
インターンシップとは、学生が一定期間企業などの中で研修生として働く職業体験のこと。
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インターンシップとは、特定の職業に対する理解を深めたり、実務経験を積むために、一定期間企業や組織で労働に従事することを指します。英語の"internship"という語は、学習者が実際の仕事の現場で経験を積むという意味が含まれており、古くは商人や職人の徒弟制度にその起源を見ることができます。ただし、インターンシップは徒弟制度とは異なり、標準化や監査などが行われていないため、内容は企業や職業により大きく異なります。
インターンシップは、企業や組織において、新しいスキルを学んだり、既存のスキルを強化したり、特定の業界や職業について深く理解する機会を提供します。インターンとして働くことで、学生や新卒者は実際の業務経験を積むことができ、それは彼らが将来的に求める職についての深い洞察を提供します。また、インターンシップは、一般的には無報酬または低報酬であることが多いですが、その価値は経験と学びによって大いに補われます。
インターンシップの形式は多岐にわたり、フルタイムの夏季インターンシップから、学期中のパートタイムインターンシップまで、多種多様です。また、一部のインターンシップは、特定の業界でのキャリアを追求する学生に対して、専門的なスキルと経験を提供するために、特定の学部の学生に対して開放されることもあります。
近年では、インターンシップが学生や新卒者にとって重要なキャリア開発の一部となっており、多くの大学や職業訓練プログラムでは、学生に対してインターンシップへの参加を強く推奨しています。インターンシップは単に働く経験を得るだけでなく、業界や企業の理解を深め、プロのネットワークを構築し、自身のキャリア目標を見直す機会を提供します。
最後に、インターンシップの起源について触れておきましょう。インターンシップという概念の起源は、1906年、アメリカ・オハイオ州のシンシナティ大学の工学部長ヘルマン・シュナイダー博士によるものとされています。シュナイダー博士は学生たちに対し、教室で学んだ知識を実際の職場で適用し、経験する機会を提供するために、この新しい教育手法を開始しました。そのため、現在では世界中で広く受け入れられ、多くの学生や新卒者がキャリア開発の一環としてインターンシップに参加しています。