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1月12日 いいにんじんの日

高麗人参

 1月12日はいいにんじんの日。高麗人参が健康に良いことをアピールするために、高麗人参の名品ブランド「正官庄」を製造・販売する株式会社韓国人參公社ジャパンが制定し、日本記念日協会が認定した。日付は、いいに(1 1 2)んじん」の語呂合わせと、2012年1月12日に同社の設立記念パーティーが開かれたことから1月12日とした。

高麗人参の豆知識

 にんじんの名が付いているが、高麗人参はウコギ科なのに対し、スーパーなどでよく見かけるにんじんはセリ科に分類されているため、普通の人参と高麗人参は別の植物。

 高麗人参は日本でも古くから薬草として知られており、元々「人参」と言えば高麗人参の事を指していた。しかし医学が西洋化したことに伴い高麗人参は使われなくなっていったことに加え、せりにんじんが野菜として広まったため、現在では人参と言えばセリ科のにんじんを指すようになった。

 「人参」→「朝鮮人参」→「薬用人参」→「高麗人参」と名前が移り変わっていった。

 ちなみに高麗人参は、「御種人参(おたねにんじん)」とも呼ばれている。

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 ニンジンはその美しいオレンジ色からもわかるように、ビタミンAを豊富に含んでいる野菜です。ビタミンAは体の免疫機能を高める効果があり、特に視覚に関連する健康効果が注目されています。また、カロチンや食物繊維なども豊富で、便秘解消や肌の健康にも効果があります。

 高麗人参は、その名前が示すように朝鮮半島が原産地で、古代から滋養強壮や健康食材として利用されてきました。しかし、その栽培は一筋縄ではいきません。1年以上の時間をかけて土壌を育て、種を植えてからも細心の注意を払いながら栽培しなければならないのです。その栽培の難しさからもわかるように、高麗人参は身体に良いとされる効能を多く持っています。実際、免疫系の活性化や抗酸化作用、抗疲労効果などが報告されています。

 ちなみに、日本語では「にんじん」と「人参」の名前が似ていて、高麗人参も「高麗にんじん」と呼ばれることがありますが、これらは全く異なる種類の植物です。ニンジンはセリ科に、高麗人参はウコギ科に属しており、見た目や使用方法も大きく異なります。昔は高麗人参が一般的に「にんじん」とされていましたが、現在では一般的にセリ科のニンジンが「にんじん」と呼ばれるようになりました。それぞれには違った魅力と効能があるので、食生活に上手く取り入れて健康を維持していきたいですね。

 健康に気をつけることは日々の生活の中で非常に重要です。私たちの生活に欠かせないこれらの食材をもっと身近に感じるきっかけになると良いですね。それぞれの特性を活かして、美味しく健康的な食事を楽しみましょう。