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1月21日 スイートピーの日

スイートピー

 1月21日はスイートピーの日。スイートピーをより多くの人に楽しんでもらうために、全国の花の生産者、生花店、園芸店などで構成されている日本スイートピーの会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、この時期が一年で一番香りが豊かできれいに輝くことスイートピーの花弁が左右対称で3種類の花びら(旗弁、翼弁、舟弁)からなり、それぞれ1枚、2枚、1枚あることから、1月21日とした。

スイートピーの豆知識

 スイートピーは、イタリアのシシリー島原産の観賞用植物で、1695年に発見された。その後イギリスで園芸植物として発展したが、本格的に改良・交配が進み始めたのは19世紀後半になってから。国内では主に、宮崎、大分、岡山で主に栽培されている。

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スイートピーについて

 スイートピーは、イタリアのシチリア島が原産地であり、その鮮やかな色彩と豊かな香りから世界中のガーデニング愛好家に愛されています。それは1695年に修道僧クパーニによって発見され、その後イギリスで園芸植物として発展したという歴史を持ちます。本格的な改良や交配が進んだのは、19世紀後半にトレヴァー・クラークとヘンリー・エックフォードという二人の尽力により、その際に多彩な品種が生まれました。

 スイートピーの美しさは、かつてエドワード7世のアレクサンドラ王妃に愛され、彼女の祝いの場では装飾としてスイートピーがふんだんに用いられました。そのため、エドワード朝を象徴する花とまで言われています。また、スイートピーは科学的な側面でも重要な位置を占めています。イギリスの遺伝学者ウィリアム・ベイトソンは、スイートピーを実験植物として使用し、メンデルの法則を英語圏の研究者に紹介し、その普及の先頭に立つなど、科学的な価値も高い植物です。

 スイートピーはつる性の一年草または宿根草で、巻きひげを使って他の物体に巻き付いて成長します。これには巻きひげのない突然変異の品種も存在します。通常は春に花を咲かせる品種が一般的ですが、夏咲き品種や冬咲き品種も存在し、また、ガーデニングや切り花として利用される高性品種から、庭づくりに最適な矮性品種まで、その種類は多彩です。植える時期や方法も様々で、ポット苗は晩秋から早春に植え、ハンギングバスケットやあんどんに仕立てられた開花株は初夏に店頭に並びます。

 また、スイートピーの種子は硬実種子で、9月下旬から11月上旬にまくこともできます。その際は、他のマメ科植物と同様に、まく前に水につけて吸水させるか、種皮に傷をつけてからまきます。このような多彩な栽培方法と美しい花、そしてその香りから、スイートピーは世界中の人々に愛され続けています。

記念日とかいろいろ