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1月23日 八丈島から南大東島への上陸記念日

 1月23日は八丈島から南大東島への上陸記念日。1990年1月23日に八丈島の人々が南大東島に上陸、開拓の第一歩をしるしたことを偲び、その史実を後世に伝えるために、八丈島ふるさと塾が制定し、日本記念日協会が認定した。

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八丈町の魅力

 八丈町は、東京都の南方海上に浮かぶ八丈島を中心に形成された町です。その歴史、自然、そして伝統が息づくこの場所は、訪れる者全てに深い感動と刺激を提供します。まず、地形について触れてみましょう。この町は、ひょうたん型をした八丈島と、北西に位置する無人の八丈小島から成り立っています。島は富士火山帯に属する火山島で、三原山と八丈富士の二つの山が印象的な風貌を作り出しています。

 八丈町の気候は、黒潮暖流の影響を受けて高温多湿で、一年を通して雨が多いことが特徴です。これは、島で生産される豊かな農産物や繁栄する緑豊かな自然環境に大きな影響を与えています。町には五つの集落が点在し、それぞれに独特の文化や風景が広がっています。南東部に位置する三原山を中心とする坂上地域と、島の経済活動の中心地である坂下地域があります。

 八丈町の産業は、主に農業と沿岸漁業を基盤にしています。花き観葉植物の栽培や、沿岸での魚介類の捕獲が行われています。その他にも、焼酎造りやくさや加工、伝統的な工芸品である本場黄八丈織などの生産も活発に行われています。これらの産業を通じて、地元の資源を活用しながら、自然と共存する形での持続可能な経済活動が推進されています。

 町のシンボルとして、町の花には華麗なストレチア、町の木には生命力あふれるフェニックス・ロベレニーが選ばれています。また、特別な自然環境に育まれた町の鳥は、国の天然記念物にも指定されている美しいアカコッコで、島の自然と生物の共生を象徴しています。

 そして、八丈町の人々の生活や文化を彩るのは、地元の特産品であるハマトビウオなどの海産物や、地元で収穫された農産物を用いた料理です。地元の素材を生かした美味しい食事と共に、温かな地元の人々との交流を楽しむことができます。また、美しい自然環境の中でのアウトドア活動や、地元の文化と触れ合う体験など、八丈町は訪れる全ての人々に多彩な魅力を提供しています。