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~今日は何の日?~

1月26日 腸内フローラの日

すぐき漬け
引用元:京都の漬物 御すぐき處京都なり田

 1月26日は腸内フローラの日。腸で生き抜く力が強い植物性乳酸菌のラブレ菌が1993年に京都の伝統的な漬物「すぐき漬け」から発見されたことから、乳酸菌のサプリメントなどを手がけるカゴメ株式会社大阪支店が制定し、日本記念日協会が認定した。乳酸菌や食物繊維で腸内フローラを調えることをアピールするのが目的。

 日付は、年末年始で食生活が乱れやすいのが1月であることと、(2)(6)ーラ」の語呂合わせから、1月26日とした。

腸内フローラとは

 腸内に生息している細菌のこと。腸内細菌とも呼ばれる。人間の腸には約3万種類、1000兆個の細菌類がすんでおり、重さにすると1.5kgから2kgにもなる。

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 「腸内フローラ」とは、私たちの腸内に生息している約1,000種、100兆個にも及ぶ多種多様な細菌のことを指します。小腸から大腸にかけてこれらの細菌は生息し、そのバランスが腸内環境を良好に保つ上で重要な役割を果たしています。その密集している様子がお花畑のように見えることから、この用語が使われるようになりました。

 腸内フローラは、私たちの健康において3つの重要な役割を担っています。まず第一に、体内で消化できない食べ物を身体に有益な物質へと変換します。これにより、消化酵素だけでは分解できない食物繊維などを有効利用することが可能になります。第二に、腸内の免疫細胞を活性化し、病原微生物(ウイルスや菌など)から身体を守る役割を果たします。これは腸のバリア機能向上に繋がり、外からの感染症等から体を守ることに寄与します。そして第三に、「腸内フローラのバランス」を保つことで、全体的な健康状態を維持します。

 健康へ導く「腸内フローラのバランス」は、実際には腸内細菌の種類とその割合に密接に関わっています。すなわち、腸内細菌のバランスが崩れると、それが健康に悪影響を及ぼす可能性があります。腸内フローラのバランスを保つことは、私たちの健康を守る上で極めて重要な要素であると言えるでしょう。

 腸内フローラは、これらの働きを通じて私たちの健康を日々支えています。食事や生活習慣、ストレスなどにより腸内フローラのバランスが崩れると、消化不良や免疫力の低下などの問題を引き起こす可能性があります。そのため、腸内フローラを常に良好な状態に保つことが、健康生活を送るためには重要と言えるでしょう。

すぐき漬けとは

 京都市の伝統的な漬物の一種。原料はすぐき菜と塩だけで、乳酸菌の発酵によって漬け上げる。「柴漬」「千枚漬け」と合わせて京都の三大漬物と呼ばれている。

すぐき菜とは

 冬が旬の京野菜。カブの一種で、漬物にしたときの特徴的な酸味から、すぐき(酢茎)と名付けられた。

記念日とかいろいろ

健康の記念日