1月26日 1ドア2ロックの日
1月26日は1ドア2ロックの日。防犯性を高めて空き巣の被害を減らすために、玄関を「1ドア2ロック」にすることを推奨、啓発するという目的で、美和ロック株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「1ドア2ロック」の語呂合わせから、1月26日とした。
「1ドア2ロック」とは、その名の通り、1つのドアに錠を2つ付けることを言い、これによって侵入に掛かる時間が2倍となるため、防犯率が向上する。
鍵の豆知識
鍵の歴史は古く、4000年前のエジプトにすでに存在していたといわれている。日本でも、7世紀中頃の物だと思われる鍵が見つかっている。
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「1ドア2ロック」とは、文字通り一つのドアに二つ以上の鍵を設置するという防犯対策の考え方であり、これは侵入犯罪、特に空き巣への対策として警察や国土交通省などによって提唱されています。2つ以上の鍵を用いることで、侵入に必要な時間が増え、犯罪者があきらめる可能性を上げるというのが主な理由です。なぜなら、侵入者にとって鍵の解除に時間を取られるということは、それだけ人目に触れるリスクが増し、行為を遂行する障壁となります。
「1ドア2ロック」のコンセプトは、美和ロック株式会社という錠前メーカーが提唱しており、彼らはこの提案を通じて防犯強度を高め、意識を向上させることを目指しています。彼らは更に、「1ドア2ロックの日」を制定し、広くこの概念を普及しようとしています。なお、「1ドア2ロック」と「ダブルロック」は似たような概念であり、同じ目的である防犯効果を高めることを目指しています。
ただし、「1ドア2ロック」を行う際は、ただ鍵を二つ設置すれば良いというわけではありません。それぞれの鍵が防犯性の高いものであることが重要です。例えば、シリンダー(鍵穴)を防犯性の高いものに交換するだけでも、ピッキング(鍵を使わないで錠前を解錠する技術)に対する防犯レベルは向上します。しかしながら、それだけでは、バールでのこじ開けや、サムターン回し、カム送り解錠といった他の侵入手口には十分に対抗することができません。
防犯性能の高い「CPマーク付きの補助錠」が2つめの鍵として推奨されています。CPマークは、侵入までに5分以上を要する防犯性能の高い建物部品の共通商標で、警察庁・国土交通省・経済産業省および建物部品による厳しい防犯性能試験をクリアした製品だけがこのマークを表示できます。これは、侵入者に対する更なる抑止力となります。
最終的に、「1ドア2ロック」は一見シンプルながら、複雑な防犯対策の一部であり、その効果は警察庁や国土交通省からも奨励されています。我々がこれらの情報を知り、自宅のドアや窓周りのセキュリティを見直すことで、より安全な生活環境を作り出す一助となるでしょう。