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~今日は何の日?~

1月26日 コラーゲンの日

 1月26日はコラーゲンの日。株式会社ニッピ(当時は日本皮革株式会社)の研究員、西原富雄氏がコラーゲンの可溶化に成功し、1960年のこの日に特許を出願した事を記念して、株式会社ニッピコラーゲン化粧品が制定し、日本記念日協会が認定した。

 可溶化とは、ある液体に、本来なら溶けこまないはずの物質を何らかの方法で透明かつ均一に溶かすことをいう。コラーゲンの可溶化により化粧品や食品などへのコラーゲンの利用が容易になり、その用途は飛躍的に増えた。

コラーゲンの豆知識

 コラーゲンとは、たんぱく質の一種。人間の体は、およそ20%がタンパク質でできているが、そのタンパク質のおよそ30%をコラーゲンが占めている。コラーゲンが肌のうるおいに繋がるという話は、この体全体に占める割合の多さから来ているようだが、コラーゲンを食べても一度別の物質に分解されてから吸収されるため、コラーゲンのまま吸収されることはなく、また、分解・吸収された物質が体内で再びコラーゲンの合成に利用されるかどうかも実は良く分かっていない。

 ちなみにゼラチンとは、コラーゲンを加熱してその性質を変えた物質のことで、温かいお湯に溶け、冷やすとゼリー状に固まる性質を持っている。つまりゼラチンはコラーゲンの一種。

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 コラーゲンは、私たちの身体を構成する基本的な成分で、皮膚、骨、腱、軟骨など、様々な組織の形成に関与しています。人体に存在する全たんぱく質の約30%がこのコラーゲンで、その中でも40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在し、私たちの身体の至る所で働いています。

 コラーゲンは、様々な形のたんぱく質で構成されており、その生産には特定の栄養素が必要です。たとえば、ビタミンCはコラーゲンの生成において重要な役割を果たします。ビタミンCが不足するとコラーゲンの生成がうまく行かず、結果的に壊血病を引き起こす可能性があります。一方、ビタミンAは、コラーゲンの構造を維持し、その再生に役立ちます。

 私たちの食事からもコラーゲンを取り入れることができます。具体的には、ゼラチンを始めとする食品や、鶏の手羽、フカヒレ、牛すじ、鶏皮などに多く含まれています。しかし、普通の食事から十分なたんぱく質が摂取できていれば、通常、コラーゲンが不足することはありません。

 近年では、コラーゲンは健康食品やスキンケア製品として人気があります。これは、コラーゲンが皮膚の弾力を保ち、関節の痛みを和らげるとされているからです。ただし、その有効性については、まだ十分に科学的に証明されているわけではありません。

ニッピコラーゲンについて

 1907年に設立されたニッピグループが、1940年代から世界に先駆けてコラーゲンの研究・開発を始め、1960年には生コラーゲンの抽出に成功し、特許を取得しました。それ以来、医療、医薬、食品、化粧品原料などさまざまな分野においてコラーゲン原料を提供してきています。その高い品質と徹底した管理体制が評価され、現在ではコラーゲン原料メーカーとして国内シェアNo.1を獲得しています。私たちの健康と美容のお手伝いをするために、優れた品質のコラーゲンを提供し続けています。

記念日とかいろいろ

美容の記念日