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1月28日 逸話の日

 1月28日は逸話の日。世の中にまだあまり知られていない面白い話を語り合う日。

 (12)(8)」の語呂合わせから自然とできた記念日。

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 「逸話」(いつわ)とは、特定の人物や事件、場所などにまつわる興味深い話や伝説のことを指します。逸話は、しばしば歴史的な出来事や著名人の生涯における特定のエピソードとして語り継がれます。

 逸話の内容は、時には事実に基づいていることもあれば、誇張や創作が加えられていることもあります。これにより、逸話は単なる歴史的事実の記録ではなく、教訓を与えたり、文化的な価値観を反映させたりする役割も果たすことがあります。

 例えば、歴史的な人物の中には、その業績や人柄を象徴する逸話が数多く存在し、それらが人々によって愛され、後世に伝えられることがよくあります。逸話はまた、地域やコミュニティの特色を表す伝説や話としても語られることがあります。

 逸話は、人々が共有する価値観や文化を形成する素材としても重要であり、文学、映画、演劇などの芸術作品にも影響を与えることが多いです。一方で、逸話が誤って事実として受け取られることがあるため、歴史的事実との区別が必要な場合もあります。

 ニュートンとリンゴの逸話:

 物理学者アイザック・ニュートンが重力の法則を発見したときの逸話です。庭でリンゴが落ちるのを見て、地球の引力についての洞察を得たと言われています。

 ワシントンと桜の木の逸話:

 アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンが少年時代に、新しい斧で桜の木を切ったという逸話。彼の父に問われた際、「私は嘘をつけません。私がやりました」と認めたと言われ、誠実さの象徴とされています。

 ガリレオのピサの斜塔実験:

 ガリレオ・ガリレイがピサの斜塔から同時に異なる重さの二つの物体を落とし、同時に地面に到達することを示したという逸話。この実験により、自由落下の物体はその重さに関係なく同じ速度で落下することを示したと言われています。

 アルキメデスの「ユレーカ!」:

 古代ギリシャの数学者アルキメデスが、王の冠が純金で作られているかどうかを調べるための方法を見つけた逸話。風呂に入っている最中に法則に気づき、裸で街を駆け抜けながら「ユレーカ!」(見つけた!)と叫んだと言われています。

 三度の蓮舫渡渡の逸話:

 中国の三国志時代、蜀の諸葛亮(しょかつりょう)が三度蓮舫(れんこう)で川を渡った逸話。危機的な状況で、冷静に計略を練り、その都度敵を欺くことに成功したエピソードが描かれています。