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1月24日 結祝フィナンシェの日

結祝フィナンシェの日
ウィキペディアより

 1月24日は結祝フィナンシェの日。「フィナンシェ」の認知度を上げるために、洋菓子専門店の「パティスリーYUWAI」を経営する株式会社ギブミーファイブが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「フィナンシェ」の色や形が金塊に似ているため、アメリカのカリフォルニア州で金の粒が見つかりゴールドラッシュの引き金になったと言われる日(1848年1月24日)にちなんで、1月24日とした。

フィナンシェとは

 フランス発祥のお菓子。「金融家」「お金持ち」といった意味を持っている。

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 フィナンシェは、その名が示すようにフランス起源の焼き菓子で、とても興味深い歴史と特徴を持っています。この菓子の名前はフランス語で「金融家」や「金持ち」を意味し、それはこの菓子の形と色が金塊に似ているからだと言われています。その他にも、パリ証券取引所周辺の金融街から広まったという話もあります。なお、フィナンシェの発音は「フィナンシエ」に近いとされています。

 フィナンシェは元々17世紀にフランスのナンシーの "L'ordre des Visitandines"(聖母訪問教会)の修道女たちによって作られ、それ以前には「ヴィジタンディーヌ」と呼ばれていました。これらの修道女たちが作った焼き菓子は、フィナンシェとして現代まで受け継がれています。

 フィナンシェの主な材料としては、アーモンドパウダー、卵白、ブール・ノワゼット(焦がしバター)、砂糖などが使われます。これらの材料は混ぜ合わせられ、特定の形状の金型に流し込まれて焼かれます。特に、フィナンシェに欠かせない風味を生み出す重要な要素は、焦がしバターとアーモンドの香ばしさです。これらが組み合わさることで、フィナンシェ独特の美味しさが生まれます。

 また、フィナンシェは紅茶と非常に良く合うとされています。その理由としては、フィナンシェのサクサクとした食感と、アーモンドと焦がしバターの風味が紅茶の香りとバランス良くマッチするからです。また、フィナンシェとよく比較される菓子であるマドレーヌとの違いは、マドレーヌが全卵を使用するのに対し、フィナンシェは卵白のみを使用するという点にあります。

 フィナンシェはその基本の形状と味わいを保ちつつも、様々なバリエーションが存在します。抹茶やチョコレートを加えたバージョン、または丸い形状のものなど、クリエイティブなバリエーションが楽しまれています。そのため、伝統的な味わいを楽しみながらも、新たな発見や驚きがあるフィナンシェは、多くの人々に愛され続けているのです。

記念日とかいろいろ

お菓子の記念日