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1月21日 Spartyのパーソナライズ記念日

 1月21日はSpartyのパーソナライズ記念日。「パーソナライズ」サービスの価値について広く知ってもらおうと、インターネットを介して自社製品を顧客に直接届けるD2Cビジネスなどを展開する株式会社Spartyが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、一人ひとりに対してその人に合った処方や体験を提供するためには、企業対顧客の1対1のコミュニケーションが大切であることから、1対1(ワントゥーワン)」と読んで、1月21日とした。

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パーソナライズとその重要性

 パーソナライズとは、顧客の属性や行動履歴などのデータを基に、その顧客のニーズに対応した商品やサービスを提供する手法を指します。その背後には、顧客満足度の向上や顧客単価の向上などが目的となっています。この手法は、既存顧客のロイヤリティを深め、再購入や高額商品へのアップセルを促す上で非常に効果的です。

 マーケティングの世界では、不特定多数に対するマスマーケティングの限界が徐々に明らかになりつつあります。従来は、テレビや新聞などのメディアを通じて広範囲の顧客に情報を発信し、商品やサービスを販売していました。しかし、インターネットの普及と共に、顧客には無数の選択肢が提供されるようになりました。各自が様々な商品やサービスを自分で比較し、選ぶことが可能になったのです。

 これと並行して、テクノロジーの進歩も大きな役割を果たしています。AI(人工知能)や機械学習、データサイエンスの発展により、企業は顧客の行動パターンを洗い出し、一定の予測を立てることが可能になりました。しかしながら、それだけでは十分ではありません。顧客は様々な体験を通じて慣れてしまい、単純なレコメンデーションでは心を動かすことが難しくなってきています。

 このような状況に対応するため、パーソナライズの手法が注目を集めるようになりました。それぞれの顧客が持つ個別のニーズや嗜好性に合わせたマーケティングを行うことで、顧客は自分だけに特化したサービスを体験でき、より深い関与と満足度を得ることができます。一方、企業側も顧客理解を深め、適切な商品やサービスを提供することで、販売機会を最大化し、経営効率を高めることが可能になります。

 このように、パーソナライズは現代マーケティングにおいて極めて重要な戦略となっています。テクノロジーの進歩と消費者の行動変化に柔軟に対応し、顧客に最適な体験を提供することが求められています。パーソナライズはその一環として、企業と顧客の双方にとって価値のある手法として、その重要性を増しています。