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~今日は何の日?~

1月10日 ほしいもの日

ほしいもの日
引用元:茨城をたべよう

 1月10日はほしいもの日。干し芋の美味しさと魅力をより多くの人に知ってもらい、食べてもらおうと、干し芋の国内生産量が第1位である茨城県が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、一月十日の数字を重ねると「干」という文字になること、また、また、干し芋を作る工程で重要な糖化(10日)作業との語呂合わせと、干し芋が1月から2月にかけて最も美味しい時期となることから、1月10日とした。

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 干し芋(ほしいも)は、さつまいもを原料として製造される伝統的な日本の食品です。その製造過程は非常にシンプルでありながら、さつまいも本来の甘みと栄養を最大限に引き出す方法として、古くから親しまれています。

 干し芋の製造プロセスは主に、「蒸す」「切る」「乾燥させる」というステップで成り立っています。まず、さつまいもを適切に蒸し、その後均等な厚さにスライスまたは切り分けて、天日または専用の乾燥機でじっくりと乾燥させます。この過程で、さつまいもの自然な甘さが凝縮され、柔らかくねっとりとした食感が生まれます。

 茨城県は日本における干し芋の生産量が最も多い地域であり、特にひたちなか市、東海村、那珂市が主な生産拠点です。この地域の火山灰土壌、潮風、晴れの日が多い気候などが、干し芋作りに適した環境を提供しています。地元の生産者は、品質にこだわり、熟練した技術で一つ一つ丁寧に干し芋を作り上げています。

 干し芋は、砂糖や添加物を使用せず、さつまいもそのものの甘さだけで味わうことができる自然食品です。また、水溶性の食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の急上昇を抑える効果があります。そのため、健康的なスナックとしてだけでなく、日常の食生活に取り入れることで健康維持にも貢献します。

 現代でもその人気は衰えることなく、伝統的な製法で作られた干し芋は、自然の恵みを感じさせる逸品として、多くの人々に愛され続けています。干し芋は、手軽に楽しめるヘルシーなスイーツとして、また贈り物としても非常に評価が高いです。

記念日とかいろいろ

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