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1月28日 能登ヒバの日

能登ヒバの日
引用元:みしまバーニャ

 1月28日は能登ヒバの日。石川県金沢市の加賀木材株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 「能登ヒバ」は能登地方で育つ針葉樹で、建築材として優れた性質を持ち、強い殺菌、防腐効果がある石川県の県木。2024年1月1日に発生した能登半島地震で「能登ヒバ」の主な生産地は甚大な被害を受けたことから、記念日を通して「能登ヒバ」を活用した体験やその製品を観光資源にするなど、地震からの復興のシンボルとするのが目的。

 日付は、ヒバ(18)」の語呂合わせにちなんで、1月28日とした。

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 能登ヒバは、石川県の能登地方で育まれる特別な木材で、主にアテとも呼ばれるヒノキ科アスナロ属の木です。この木は、強い耐久性と防腐性を持つことから、古くから建築材や家具、そして漆器の木地として利用されてきました。特に、能登ヒバにはヒノキチオールという成分が豊富に含まれており、これが強力な殺菌効果や防虫効果を発揮します。このため、能登ヒバで作られた製品は、湿気や害虫に強く、長く使い続けることができるという大きなメリットがあります。

 能登ヒバは、その美しい木目と独特の香りでも知られており、この香りはリラックス効果があるとされています。アロマオイルや枕などのリラクゼーショングッズにも能登ヒバが使われており、快適な睡眠環境を提供するアイテムとして人気を集めています。また、能登ヒバのエッセンシャルオイルは、消臭スプレーやアロマディフューザーとしても使用され、日常生活に自然の香りを取り入れることができます。

 能登ヒバの利用は、現代の建築やインテリアにも広がっています。例えば、住宅の土台や柱、フローリングなどに使用され、その耐久性と美しさが評価されています。さらに、能登ヒバを用いたリフォームやデザインは、伝統と現代の融合を象徴するものとなっています。加えて、地元の森林を守る取り組みとして、能登ヒバの持続可能な管理と利用が進められており、地域の豊かな自然環境を次世代に引き継ぐための活動も展開されています。

 このように、能登ヒバはその特性と美しさから多くの分野で愛用されており、石川県の自然と文化を象徴する木材と言えるでしょう。ぜひ一度、能登ヒバの製品に触れて、その魅力を体感してみてください。