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10月2日 杜仲の日

 10月2日は杜仲(とちゅう)の日。中国では古くから漢方として利用され、日本では医薬品やお茶として広く親しまれている杜仲。その杜仲茶の歴史や有用性を多くの人に知ってもらい、知識を深める日とするために、日本杜仲研究会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(10)(2)」の語呂合わせから、10月2日とした。

杜仲とは

杜仲の日
引用元:ウィキペディアより

 6500万年前から存在し、氷河期を生き抜いた植物で、高さ20mほどにまで成長する。杜仲の樹皮に含まれるリグナン成分は、抗ストレス、更年期障害、血圧降下、滋養強壮に有用であることが現代の医学でも証明されており、日本でも樹皮は医薬品に指定されている。日本では杜仲茶が有名。

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 杜仲(トチュウ)は、中国原産の樹木で、その樹皮が伝統的な漢方薬として用いられてきました。医学的な用途だけでなく、日常の健康維持にも利用されることがあります。杜仲の樹皮は、腰痛や足腰の倦怠感の解消、頻尿や肝機能・腎機能の向上、高血圧の改善に有効だとされています。

 杜仲茶は、杜仲の葉を用いたお茶で、血圧降下や肝機能の向上に効果があるとされています。最近の研究では、杜仲茶が含む「アスペルロシド」という成分が内臓脂肪を減少させ、基礎代謝を向上させる効果があることが明らかにされています。この成分は、脂肪燃焼を促進する胆汁酸の分泌を刺激し、肝臓、筋肉、褐色脂肪細胞の活性を高めることで、体内の脂肪代謝を活発にします。

 杜仲は「五大漢方薬」の一つとしても知られ、長い歴史を持ちます。特に高血圧の治療に関しては、中国の古典的な薬学書『神農本草経』や『本草綱目』にその使用が記されており、安全性が高いとされる上級の薬草として分類されています。また、杜仲の成分が含まれる杜仲茶は、現代でもその健康効果から多くの人に利用されています。

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