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10月8日 そばの日

 10月8日はそばの日。美味しいそばをもっと多くの人に味わってもらうために、東京都麺類生活衛生同業組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、新そばの時季を迎えるのが10月であり、10=十は「そ」、8=八は「ば」と読めることから、10月8日とした。

そばの豆知識

そばの日
引用元:東京のおそばやさん

 蕎麦の歴史は古く、高知県内にある9000年前の遺跡から蕎麦の花粉が見つかったことから、その頃から食べられていたと言われている。しかし昔の蕎麦は蕎麦粉をこねて丸めただけの物で、現在食べられているような麺の形になったのは江戸時代になってからとされている。

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 蕎麦は、栄養価が高く健康に良いとされる食品で、日本の食文化に深く根付いています。特に「ルチン」という栄養素が含まれており、これは蕎麦特有の成分で、血管の強化や血行促進に効果があるとされています。また、ビタミンB1、B2が豊富で、疲労回復や夏バテ防止に役立つため、暑い時期に蕎麦を食べることが推奨される理由の一つです。

 蕎麦の主な形態はざるそばやかけそばで、これらはどちらもそば粉を水で練り、茹で上げた麺を冷水で締めることによってつるつるとした食感を生み出しています。また、そばはたんぱく質が豊富で、植物性たんぱく質の中でも特に優れたアミノ酸バランスを持っています。食物繊維も白米の約2.5倍含まれており、消化を助け、健康的な食生活をサポートします。

 日本の大晦日には年越し蕎麦を食べる習慣があります。これは「一年の厄を切り捨てる」という意味が込められているほか、蕎麦の細く長い形状が長寿を願う意味合いを持っているとされています。また、蕎麦が切れやすいことから、災いや困難も切り捨てるという願いが込められています。

 そばはそのシンプルな味わいが多くの人々に愛されており、日本各地で異なる地域ごとのそば文化が発展しています。それぞれの地域で使用される蕎麦の品種や打ち方、出汁の味付けが異なるため、多種多様なそばの味わいを楽しむことができます。

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