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~今日は何の日?~

10月8日 入れ歯感謝デー(歯科技工の日)

 10月8日は入れ歯感謝デー(歯科技工の日)。入れ歯や差し歯など歯科技工技術に感謝の意味をこめて、公益社団法人日本歯科技工士会が創立50周年にあたる2005年9月18日制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、入れ歯(108)」の語呂合わせから、10月8日とした。

歯科技工士とは

入れ歯感謝デー(歯科技工の日
引用元:みやざき地頭鶏

  歯科医療の一端を担う医療技術専門職。歯科医師の指示書にしたがって、入れ歯、歯の被せ物、歯の詰め物、矯正装置などの作成や加工、修理を行う。

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 歯科技工士は、医療技術専門職の一つで、主に歯科医師の設計に基づいた義歯や矯正装置などの歯科用具を製作する専門家です。歯科医師からの詳細な指示に従って、患者さんの口腔内の状態に合わせた義歯やクラウン、ブリッジ、インプラントなどを制作し、患者さんの口腔機能の改善や美容的な要求に応えます。

 この職業は、医療の現場で直接患者さんと接することは少ないですが、その技術は患者さんのQOL(生活の質)を直接向上させるため、非常に重要な役割を果たしています。歯科技工士が製作する製品は、精密さと美的センスが求められ、技術の習得には高い専門性と継続的な学習が必要です。

 具体的には、歯科技工士は鋳造やセラミックスの技術を駆使して、一人ひとりの患者さんに合わせた義歯や補綴物を作り出します。また、最近ではデジタル技術の進展に伴い、CAD(コンピュータ支援設計)やCAM(コンピュータ支援製造)を用いた義歯の製作も増えており、これによりさらに精度の高い治療が可能となっています。

 歯科技工士として働くためには、専門の教育機関である歯科技工士専門学校を卒業後、国家試験に合格し免許を取得する必要があります。その後、医療機関や歯科技工所などでの実務経験を積むことで、更なる技術向上を目指します。

 このように、歯科技工士は医療の一翼を担う専門職であり、その役割は患者さんの健康維持および生活の質の向上に直結しています。技術的な面だけでなく、審美的な感覚をも備え、患者さん一人ひとりのニーズに応じたサービスを提供することが求められます。

記念日とかいろいろ