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10月10日 ドラムの日

ドラムの日

 10月10日はドラムの日。ドラマーが盛り上がる日となるようにと、株式会社リットーミュージックが発行するドラム専門誌のリズム&ドラムマガジンが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「1(スティック)0(太鼓)1(スティック)0(太鼓)」として、両手のスティックでドラムを叩いている姿に見えることから、10月10日とした。

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 ドラムセットは、様々な打楽器を組み合わせた楽器セットで、一人の奏者が複数のリズム楽器を同時に演奏するために発展してきました。この楽器の起源は19世紀末にさかのぼりますが、その発展には特定の革新的な奏者たちの貢献が非常に大きかったとされています。

 ドラムセットの発展の初期段階で重要な役割を果たしたのは、ディー・ディー・チャンドラーというアメリカの小太鼓奏者です。彼はバスドラムを足で操作するペダルを考案し、一人で小太鼓と大太鼓を演奏する技術を開発しました。この革新は、バンドの編成を小さくし、より多様な音楽の表現を可能にしました。

 ドラムセットがさらに発展したのは、ハイハットの発明によりです。ハイハットは元々、ジャズドラマーのベイビー・ドッズが演奏中に左足を使ってシンバルを操作していたことから、観客の提案で発展した楽器です。左足で操作するペダルにより、二枚のシンバルが打ち合わされ、ドラムセットにおけるリズムの表現の幅が大きく広がりました。

 現代のドラムセットは通常、スネアドラム、バスドラム、タムタム(通常は複数)、フロアタム、さまざまなシンバル(ライド、クラッシュ、ハイハットなど)から構成されています。これらのドラムとシンバルはドラマーが座った位置から手や足で容易に演奏できるように配置されています。

 ドラムセットは、ジャズ、ロック、ポップミュージック、そしてそれ以外の多くの音楽ジャンルで中心的なリズム楽器として使用されています。その多様な音とリズムの組み合わせが可能な構造は、音楽の多様性を豊かにし、演奏者に無限の表現の自由を提供しています。

記念日とかいろいろ

10月10日の記念日

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