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10月10日 転倒予防の日

 10月10日は転倒予防の日。寝たきりや介護が必要となる原因の転倒、骨折を予防することを目的に、転倒と転倒予防に関わる様々な分野の人に、必要な情報を提供する日本転倒予防学会(旧転倒予防医学研究会)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(10)(10)」の語呂合わせから、10月10日とした。

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 転倒予防は、特に高齢者や身体の不自由な人々にとって非常に重要です。転倒は骨折や打撲などの直接的な怪我のリスクを高めるだけでなく、長期的な健康問題につながる可能性もあります。効果的な転倒予防には、身体的、環境的、行動的なアプローチが含まれます。

 身体的なアプローチとしては、適度な運動が推奨されます。特に、バランス感覚を鍛えるエクササイズや筋力トレーニングが有効です。これには、立ち上がりや座る動作を繰り返す椅子エクササイズ、片足立ちなどがあります。これらは、筋肉の衰えを防ぎ、体のバランスを保つのに役立ちます。

 環境的なアプローチでは、住環境の安全性を高めることが重要です。例えば、滑りやすい床材の変更、手すりの設置、照明の改善、敷居の除去や配線の整理などがあります。また、屋内での履物選びも転倒予防には欠かせません。滑りにくい靴底の履物を選ぶことで、より安全に歩行できます。

 行動的なアプローチとしては、日常生活の中で転倒リスクを意識することが挙げられます。慌てて行動しない、重いものを持ち過ぎない、床に物を置かないなど、小さな注意が大きな差を生むことがあります。

 これらの予防策は、転倒事故を減らすだけでなく、転倒による怪我から回復するための時間や費用を削減し、全体的な生活の質を向上させる効果があります。したがって、日々の生活の中でこれらの予防策を実践することは、自分自身だけでなく、家族や共同生活者の安全にも貢献します。

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10月10日の記念日