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10月10日 オオヒシクイの日(トットの日)

 10月10日はオオヒシクイの日(トットの日)。10月になると渡ってくるオオヒシクイをいつまでも見続けられるようにとの願いを込めて、新潟県新潟市の福島潟にある水の駅「ビュー福島潟」が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、飛来の時期であることと、(10)(10)」と読む語呂合わせから、10月10日とした。

 「トット」は鳥という意味。

オオヒシクイとは

オオヒシクイの日(トットの日)
引用元:ガタプラ

 雁の仲間で、国の天然記念物に指定されている渡り鳥。夏の間はロシアで子育てをし、冬になると日本に渡って来て新潟県の福島潟などで越冬する。羽を広げると1.6mほどになる。

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 オオヒシクイは、カモ科ガン亜科に分類される大型の水鳥で、その名の通り体が非常に大きく、羽を広げると約1.6メートルにもなります。これはガンの仲間の中で最大級のサイズです。特徴的なのはその強靭な飛行能力で、長距離を飛ぶ渡り鳥として知られています。

 オオヒシクイは夏季にロシアのカムチャツカ半島やサハリンで繁殖活動を行い、秋になると群れをなして日本へ渡来します。特に福島潟は、5000羽以上が越冬する日本一のオオヒシクイの越冬地として知られています。これらの地域では、9月下旬から飛来し始め、翌年の3月には再びカムチャツカへと長い旅に出ます。

 オオヒシクイの保護と研究の歴史は比較的新しく、1988年(昭和63年)に始まった標識調査によって、彼らがロシアから来ていることが明らかになりました。その結果、日本だけでなく国際的な保護の対象として、その生態や保護策が重要視されるようになっています。

記念日とかいろいろ

10月10日の記念日