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10月2日 直売所(ファーマーズマーケット)の日

 10月2日は直売所(ファーマーズマーケット)の日。地産地消、農業振興、地域活性化などに貢献するファーマーズマーケットをより多くの人に知ってもらおうと、全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、JAファーマーズマーケット憲章が制定された日(2003年10月2日)にちなんで、10月2日とした。

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 直売所は、地元の農畜産物を中心に販売する場所であり、生産者から消費者へ直接、新鮮な食品が供給されるシステムです。これにより、中間マージンが省かれ、生産者はより適正な価格で製品を売り、消費者は新鮮で質の高い食材を手頃な価格で購入できます。

 直売所の主な魅力は、「鮮度」、「低価格」、「地元産」の三つです。さらに、「旬や季節感が感じられる」、「産地や生産者が分かる安心感」、「食味の良さ」、「珍しい商品がある」といった点も消費者にとっての大きな利点です。

 JAなどの組織が運営する直売所では、登録された農家がその日の朝に採れたばかりの野菜や果物を持ち込み、消費者はその日のうちに新鮮な食材を手に入れることができます。これにより、食材は味が格段に良く、消費者は季節ごとの旬の味を楽しむことが可能です。

 直売所はただ食材を買う場所以上の意味を持ち、生産者と消費者が直接対話することで、食材への感謝や尊敬の気持ちを育み、食の大切さを再認識する場所でもあります。また、地域の魅力を発信し、地域資源の価値を高める役割も果たしています。これにより、地域の活性化にも繋がります。

 農業に革新をもたらす場としても機能し、有機農業や自然農法など、新しい農業スタイルの提案がなされることもあります。消費者は多様な農産物から自分のライフスタイルや価値観に合ったものを選び、食に対するこだわりを満たすために直売所を利用するようになります。

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