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10月27日 テディベアの日

テディベアの日

 10月27日はテディベアの日。記念日を通して「テディベア」に思いを寄せ、やさしい気持ちを持って感謝し合う日。長野県北佐久郡にある蓼科テディベア美術館が制定し、日本記念日協会が認定した。

 アメリカ合衆国第26代大統領のセオドア・ルーズベルト(愛称がテディ)が子熊の命を救った逸話が始まりと言われていることから、以前からテディベア愛好家の中では彼の誕生日(1858年10月27日)である10月27日を「テディベアの日」としていた。

テディベアの始まり

 1900年代始め、ドイツのマルガレーテ・シュタイフという女性がフェルト製のぞうの針刺しを作ったことがきっかけで、動物のぬいぐるみを作る会社『シュタイフ社』を立ち上げます。 そこで”くまのぬいぐるみ”をつくり始めたことがテディベアの始まりといわれています。

 素材と品質にこだわったくまのぬいぐるみは価格が高く、当初人気がありませんでしたが、ドイツで開催された見本市にて、ニューヨークから来た買付人の目に留まり3000体の注文を受けることとなりました。

 同じ頃、アメリカでは当時のセオドア・ルーズベルト大統領がハンティングに出かけた際、瀕死の小熊を助けたことが新聞に載り、市民の間で多くの反響を呼びました。その記事に描かれていたイラストをモチーフに、あるお店がくまのぬいぐるみをつくり、大統領のファーストネーム”セオドア”の 愛称である”テディ”の名前をとって『テディのベア』という解説を添えてお店に飾ったのです。

 ドイツの『シュタイフ社』が作ったクオリティが高く丈夫なくまのぬいぐるみがルーズベルト大統領のお話と合わさって『テディーベア』や『テディ』などと親しみを込めて呼ばれ『テディベア』が広く、長く、世界に愛されることになるのです。

記念日とかいろいろ