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10月1日 天ぷら粉の日

天ぷら粉の日
引用元:昭和産業

 10月1日は天ぷら粉の日。天ぷら粉を使うことで簡単に美味しく作れる天ぷらを、より多くの人に食べてもらおうと、製粉事業や油脂事業などを手掛けている昭和産業株式会社がが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、昭和産業が世界で初めて「天ぷら粉」をアメリカのロサンゼルスで家庭用天ぷら粉「SHOWA TEMPURA BATTER MIX」として発売した日(1960年10月1日)から、10月1日とした。

 1959年、昭和産業が世界で初めての「天ぷら粉」を天ぷら粉と天ぷら油をギフトセットとして商品化して販売開始した。しかし、当時の日本では、小麦粉を使って天ぷらを揚げるのが当たり前のことだったので「天ぷら粉」の魅力が消費者に伝わらず、売れ行きは今ひとつだった。

 そんな時、ある個人営業の貿易商から「アメリカのロサンゼルスで日本食がブームになっているが、天ぷらを上手に揚げられない人が多い。誰でも上手く天ぷらが作れるミックス粉はないか」という問い合わせが舞い込んだ。

 そこで、倉庫に眠っていた天ぷら粉をサンプルとして渡したところ、1960年にロサンゼルスで"SHOWA TEMPURA BATTER MIX"として発売されて大ヒットした。太陽やひまわりをモチーフとしたパッケージデザインはその時に完成したもので、今も「昭和天ぷら粉」の顔となっている。

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 昭和産業の天ぷら粉は、自宅で簡単にプロの味を再現できる特製粉です。この粉は、基本的には小麦粉、でん粉、ベーキングパウダー、時には卵粉や乳化剤が配合されており、天ぷらの衣を手軽に作るために開発されました。これらの成分が組み合わさることで、水を加えるだけで、サクサクと軽い食感の天ぷら衣が簡単に作れるのが特徴です。

 特にベーキングパウダーが加えられているため、水と混ぜることで生地に微細な気泡が生まれ、揚げる際に軽やかでクリスピーな食感を実現します。でん粉の含有は、衣のサクサク感をさらに強化し、天ぷらが油を吸いすぎずに仕上がります。

 この天ぷら粉を使えば、野菜や魚介類、さまざまな素材の味を引き立てることができ、誰でも簡単に、家庭で本格的な天ぷらを楽しむことが可能です。お子様から大人まで、幅広い年齢層に愛される天ぷらは、家庭の食卓を豊かに彩る一品として最適です。

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