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10月20日 ゴースト血管対策の日

 10月20日はゴースト血管対策の日。記念日を通して、Tie2やゴースト血管、それを防ぐための対策についての知識を広め、自身の健康について考えてもらおうと、「Tie2(タイツー)活性化、リンパ管・血管の安定化」をコンセプトに活動するTie2・リンパ・血管研究会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、毛細血管の長さが10万キロあることから10月、Tie2の「2」と血流の循環を意味する0を合わせて20日から、10月20日とした。

Tie2とゴースト血管

 毛細血管を強くする役割を担う血管内皮細胞に存在する受容体。加齢やストレスなどでTie2の働きが弱くなると、血流が途絶えて血管がゴースト化する。それは免疫力低下や内臓不調など、体にさまざまな支障をきたす原因となる。

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 Tie2は、血管の健康と構造を維持するために重要な役割を果たす受容体です。これは主に血管の内皮細胞に存在し、血管の整合性と機能を調節することで知られています。Tie2の活性化は、血管内皮細胞と壁細胞の間の接着を強化し、それによって血管のバリア機能を維持し、血液成分が適切に血管内に留まるように支援します。この働きにより、Tie2は血管の老化を防ぎ、健康な血流を保つのに役立ちます。

 ゴースト血管とは、毛細血管の老化や損傷が進んだ結果、毛細血管壁の穴が異常に広がり、血液が漏れ出しやすくなる状態を指します。通常、毛細血管は血液を周囲の細胞に適度に供給することで、細胞に必要な酸素や栄養を届ける役割を担っています。しかし、加齢や高血圧、高血糖などの影響で毛細血管が損傷し、その機能が低下すると、血液が適切に流れず、結果として毛細血管が消失することがあります。これがゴースト血管と呼ばれる状態で、これによって組織や器官への血流が損なわれ、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

 Tie2の機能不全はゴースト血管の形成につながるため、Tie2を活性化することは毛細血管の健康を維持し、ゴースト血管のリスクを減少させるために重要です。シナモン、ヒハツ、ルイボスティーなど、Tie2の活性化を促す成分を含む食材を摂取することが推奨されています。これらの食材は、日々の食事に取り入れることで、血管の健康を支援し、長期的な健康維持に寄与する可能性があります。

記念日とかいろいろ

健康の記念日