10月31日 INFOBARの日
10月31日はINFOBARの日。KDDI株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
2003年の発売から20周年を記念するとともに、今なお愛され続けている「INFOBAR」の魅力を多くの人に知ってもらうのが目的。
日付は、初代「INFOBAR」が発売された日(2003年10月31日)にちなんで、10月31日とした。
INFOBARとは
au Design Projectから製品として最初に発売された携帯電話で、日本を代表するプロダクトデザイナー深澤直人氏がデザイン。発売当時大きな反響を呼び「デザインケータイ」の原点となった。グッドデザイン賞、アジアデザイン賞・大賞、iF DESIGN AWARDなど、数々の賞を受賞。2007年にはニューヨーク近代美術館の永久収蔵品に選定されている。
◆◆◆
INFOBARは、日本のデザイン界において革新的な影響を与えたモバイル電話です。この端末は、au design projectの初の製品として2002年に発表され、プロダクトデザイナー深澤直人によるデザインが特徴です。彼のデザインは、シンプルながらも強い個性を放つ色彩と形状で、モバイル電話のデザイン概念を一新しました。
INFOBARの筐体はマグネシウム製で、ストレート式のデザインを採用しています。カラーバリエーションには、NISHIKIGOI、ICHIMATSU、BUILDING、そして後に追加されたANNINなど、個性的な名前が付けられた鮮やかな配色が採用されています。これらのカラーは、端末の美的魅力を高めるだけでなく、使用者に新たな感覚的体験を提供しました。
機能面では、31万画素のCCDカメラを搭載し、基本的な機能をしっかりと備えている一方で、サブディスプレイは省略されています。INFOBARは、その斬新なデザインで多くのデザイン賞を受賞し、2007年にはニューヨーク近代美術館の永久収蔵品にも選定されました。
INFOBARの登場は、その後の携帯電話デザインに大きな影響を与え、デザインを重視する携帯電話の潮流を築きました。また、この端末はそのデザインだけでなく、機能性と操作性のバランスが取れていることから、ユーザーに長く愛され続けています。INFOBARシリーズはその後も進化を続け、INFOBAR2やINFOBAR xvなど、新技術を取り入れたモデルが発売されています。
このように、INFOBARは単なる通信ツールではなく、デザインと技術の融合によって新たな価値を生み出したプロダクトとして、今なお多くの人々に記憶され、評価されています。