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~今日は何の日?~

11月1日 自衛隊記念日

 11月1日は自衛隊記念日。自衛隊の創設を記念し、隊員の使命の自覚と士気の高揚をはかり、もつて自衛隊のすぐれた伝統をつちかうとともに、国民の自衛隊に対する理解と信頼とを深めるための日として、防衛庁(現・防衛省)が制定した。

 防衛庁・自衛隊が発足した日は、その法的根拠となる『防衛庁設置法』『自衛隊法』が施行された1954年(昭和29年)7月1日だが、この台風などの自然災害に伴う自衛隊の出動が予想されるため、11月1日を記念日とした。

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 自衛隊は、日本の国防を担う組織であり、1954年(昭和29年)7月1日に防衛庁(現・防衛省)とともに設立されました。これは、第二次世界大戦後の平和憲法の下で、戦力不保持の原則に則り、必要最小限度の防衛力の保持として創設されたものです。自衛隊の主な役割は、国の独立と平和及び国民の安全を守ることにあります。

 自衛隊は陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の三つの部門から構成されており、それぞれが特定の役割と任務を担っています。陸上自衛隊は、国土の防衛や大規模災害時の救援活動を主な任務とし、海上自衛隊は海上保安と海上輸送の安全を保障し、航空自衛隊は国の空域を防衛し、航空機による災害派遣などを行います。

 自衛隊はまた、国際平和協力活動にも積極的に参加しており、国連平和維持活動(PKO)や人道的任務など、国際社会での責任を果たすための活動を行っています。これには、海外での災害救助や人道支援ミッションも含まれます。

 自衛隊記念日は、自衛隊の創設を記念して隊員の使命自覚と士気の高揚を図る日とされ、国民の自衛隊に対する理解と信頼を深めるために設けられています。この日には、自衛隊殉職隊員追悼式や、陸・海・空自衛隊の観閲式、自衛隊音楽まつりなど、さまざまな記念行事が行われます。特に海上自衛隊では、満艦飾が行われることでも知られています。

 自衛隊は、日本国内での災害派遣をはじめ、国際的な平和維持活動においても重要な役割を担っており、国内外から高い評価を受けている組織です。日本の安全保障と国際平和に寄与するために、今後もその活動は続けられることでしょう。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日