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11月3日 ゴジラの日

 11月3日はゴジラの日。世界的な怪獣映画として知られる「ゴジラ」の魅力をさらに多くの人に知ってもらおうと、「ゴジラ」を製作する東宝株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

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 ゴジラは、1954年に東宝株式会社が制作した日本の特撮映画『ゴジラ』から誕生した架空の巨大怪獣です。このキャラクターは、その後、数十年にわたり多くの映画、テレビ番組、コミック、ゲームなどで登場し、国際的な文化アイコンとなりました。

 ゴジラという名前は、「ゴリラ」と「クジラ」を足し合わせたもの。

 ゴジラの物語は、深海に生息していた古代の恐竜が、核実験によって放射能を浴び、巨大化し目覚めたという設定です。本来は自然の一部であったゴジラが、人類の科学技術による環境破壊の影響を受けて怪物と化し、東京をはじめとする人口密集地を襲います。これが、ゴジラが持つ深いテーマ性の一つであり、人類の技術進歩とその帰結に対する警鐘を鳴らしています。

 特撮技術の第一人者である円谷英二によって創出されたゴジラは、着ぐるみとミニチュアセットを用いた映画制作技術により、リアルな怪獣映画として多くの観客を魅了しました。その特徴的なデザインと映画での迫力ある描写は、特撮ジャンルの進化に大きく貢献しました。

 ゴジラは、昭和、平成、令和と時代を超えて進化し続け、シリーズは多様化しています。ゴジラ自体も敵役から英雄的な存在へとキャラクターが変化し、様々な怪獣や異星人と戦うストーリーが展開されています。また、ゴジラは日本国外でも高い人気を誇り、ハリウッドでもリメイクされ、世界中に多くのファンを持つキャラクターです。

 ゴジラはその存在感と象徴するテーマによって、単なるエンターテイメントを超えた文化的価値を持つと評価されており、映画史上において重要な位置を占めています。日本を代表するこの巨大怪獣は、今後も多くの作品で語り継がれることでしょう。

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