11月3日 合板の日
11月3日は合板の日。地球環境に優しく、住宅や公共建築物の構造材などの基礎資材として国民生活に密着した合板のことを多くの人に知ってもらうために、「合板の日」実行委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、日本の合板の創始者・故浅野吉次郎氏が原木をかつらむきにする機械を製造し、国内で初めて合板を作った日(1907年(明治40年)11月3日)にちなんで、11月3日とした。
合板とは
木材を薄く剥いた板、すなわち単板(ベニヤのこと)を乾燥させ、それを奇数枚を繊維方向が直交するように重ねて接着剤で貼り合わせた木質材料。木造住宅を始め広範な分野で利用されている。縦横両方向に強く、寸法の安定性に優れている特徴があり、国産材を原料とした合板は森林の整備、地域振興にも役立っている。
◆◆◆
合板は、木材を薄くスライスした単板を重ね合わせ、接着剤を使用して圧縮して作られる複合材料です。単板の繊維方向を交互に直交させて配置することで、材料の伸縮を抑え、木材本来の弱点を補強し強度を増すことができます。これにより、合板は木材の自然な特性を保ちつつ、耐久性や安定性が向上した素材となります。
合板の製造は、丸太を薄い板に剥ぎ取ることから始まります。このプロセスによって、大きな面積の板が得られ、木材を効率的に使用することが可能です。また、一本の丸太から多くの合板が生産されるため、コストパフォーマンスにも優れています。
合板の利点は多岐にわたります。特に、その軽量性、断熱性、吸音性、調湿作用は、建築材料や家具の材料として高く評価されています。また、加工が容易であるため、DIY愛好家からも支持されており、カットや釘打ち、塗装など、様々な加工が手軽に行えます。
さらに、合板はその強度の高さから、床や壁、天井などの構造材としても使用され、建築分野での需要が非常に高いです。また、装飾性に優れた種類の合板もあり、美しい仕上がりを求める家具や内装にも適しています。
このように、合板はその多様な特性と経済性から、様々な用途で広く利用されている実用的な素材です。木材の持つ自然な魅力と現代の工業技術が融合した合板は、今後も多くの分野で活躍が期待されています。
記念日とかいろいろ
11月の記念月間など
- 麻薬・覚醒剤乱用防止運動(10月,11月)
- 間伐推進強化期間(10月,11月)
- 薬剤耐性(AMR)対策推進月間(11月)
- 子供・若者育成支援強調月間(11月)
- 指名手配被疑者捜査強化月間(11月)
- 下請取引適正化推進月間(11月)
- テレワーク月間(11月)
- 過労死等防止啓発月間(11月)
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間(11月)
- 児童虐待防止推進月間(11月)
- 標準営業約款普及登録促進月間(11月)
- 生活衛生同業組合活動推進月間(11月)
- 伝統的工芸品月間(11月)
- 製品安全総点検月間(11月)
- 素形材月間(11月)
- エコドライブ推進月間(11月)
- 公共建築月間(11月)
- 建設業取引適正化推進月間(11月)
- ダブルソフトでワンダブル月間(11月)