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11月1日 地方港混載の日

 11月1日は地方港混載の日。地方港から海上混載の輪を広げ、地方の活性化や国際化、国内トラック輸送の削減で地球環境への貢献など、社会的メリットに役立てることが目的。国際輸送業などを行うセイノーロジックス株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、セイノーロジックスの創立日であることと、会社名の"logix"、地方を意味する"local"、混載を意味する"lcl(LESS than CONTAINER LOAD=lcl)"のそれぞれの頭文字を「1,1,1」と見立てて、11月1日とした。

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 混載(コンソリデーション)は、異なる荷主からの小口の貨物を一つの大きな貨物にまとめる輸送手法です。この方法によって、一つ一つの小さな貨物を個別に輸送するよりも、輸送コストを大幅に削減することができます。

 混載のプロセスは、主に貨物の集約と分配の二つの段階に分けられます。まず、複数の荷主から集められた貨物を一つの輸送手段(トラック、貨物船、航空機など)に積み込み、指定された地点まで運びます。到着後、その大口貨物を再び個々の目的地ごとに分け、最終的な配送先へと運ばれます。

 この手法は、特に輸出入業務においてよく利用され、国際物流の効率化に寄与しています。例えば、海上輸送においてはコンテナを用いた混載が一般的で、多くの異なる貨物が一つのコンテナにセキュアに収められます。これにより、船の積載効率が上がり、運送コストの削減に繋がります。

 混載は輸送コストの削減だけでなく、環境への負荷も減らすことができます。一つの輸送手段で多くの貨物を運ぶことにより、輸送に必要な燃料の使用量を減らし、CO2排出量の削減に貢献するからです。

 しかし、混載には慎重な計画と調整が必要で、誤った荷物の取り扱いや、不適切な荷物の組み合わせが問題を引き起こす可能性もあります。したがって、混載を効率的に実施するには、ロジスティクスの専門知識と適切な管理体制が不可欠です。

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