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11月5日 世界津波の日

 11月5日は世界津波の日国際連合が制定した。
 英語名は、"World Tsunami Awareness Day"。

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 地球規模で津波の危険性に対する意識を高めることを目的としています。この記念日の日付は、1854年11月5日に日本の安政南海地震が発生し、その後に津波が起こったことに由来しています。この津波で多くの命が失われましたが、村人たちは地元の指導者である濱田彦蔵氏の賢明な指示によって避難し、命を救われたという話が伝わっています。

 制定の背景には、2011年に東北地方太平洋沖地震が発生し、津波によって日本で大規模な被害が生じたことが大きな要因です。これを受けて、日本政府は国連と協力し、2015年に国連総会でWorld Tsunami Awareness Dayの制定を提案し、承認されました。

 この記念日の重要性は、津波のリスクに対する意識を高め、予防策と緊急対応策を強化することです。津波は突然発生し、短時間で大規模な破壊を引き起こすため、事前の準備と対策が非常に重要です。

 World Tsunami Awareness Dayは、津波に対するリスク軽減と予防策の普及、緊急対応能力の向上、国際協力の促進といった目標を設定しています。さらに、科学的研究や技術開発を通じて津波の予測精度を向上させることも重要な目標です。

 この記念日に関連する取り組みは、国連、国際機関、政府、NGO、地域コミュニティが協力して実施されています。これらの活動には、津波に関する情報の共有、教育プログラムの提供、訓練や演習の実施、地域住民への津波警報システムの普及が含まれます。また、この記念日を通じて、世界中の人々が津波のリスクを理解し、適切な対策を講じることが促されています。

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