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11月7日 釧路ししゃもの日

釧路ししゃもの日
引用元:釧路市ホームページ

 11月7日は釧路ししゃもの日。釧路ししゃもの美味しさなどをアピールし消費拡大を目指して、釧路地域ブランド推進委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、釧路のししゃも漁が10月下旬から11月下旬までで、一番美味しい時期に合わせて行っている「ししゃもフェア」の初日がこの日であることと、いい(11)(7)釧路ししゃもの日」という語呂合わせから、11月7日とした。

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 ししゃもは、日本固有の魚種であり、その生態や栄養価の高さから多くの人々に親しまれています。特に釧路地域では「釧路ししゃも」として知られ、地域団体商標にも登録されており、品質管理が徹底されています。

 ししゃもは、太平洋の冷たい海域で成長し、産卵のために川に遡上する回遊魚です。一般的に10月下旬から11月にかけてが旬で、この時期に多くのししゃもが釧路沖で漁獲されます。メスのししゃもは「子持ちししゃも」として特に価値が高く、卵の食感が楽しめるため人気があります。一方で、オスは身が締まっており、味わい深いとされています。

 ししゃもの栄養面では、カルシウムやビタミンD、ビタミンEが豊富に含まれており、これらは骨の健康を支えるだけでなく、老化防止にも効果があるとされています。そのため、「骨粗しょう症」の予防や健康維持に役立つ食品として注目されています。

 料理方法としては、塩焼きが最も一般的ですが、天ぷらやフライ、甘露煮など、さまざまな調理法で楽しむことができます。ししゃもはそのまま食べても美味しいですが、加工方法によってさらに多彩な味わいを楽しむことができます。

 ししゃもの名前の由来はアイヌ語の「柳の葉の魚」から来ており、その細長い形状が柳の葉に似ていることにちなんでいます。アイヌの文化や伝説にも深く関わる存在であり、地域によっては柳の葉を魚に変えたという神話が語り継がれています。

 今日でも釧路をはじめとする地域で高い人気を誇るししゃもは、日本の食文化において重要な位置を占めており、その美味しさと栄養価の高さから、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。

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