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~今日は何の日?~

11月8日 いい歯ならびの日

 11月8日はいい歯ならびの日。歯ならびへの関心を高め、かみ合わせの大切さをPRするために、一般社団法人日本矯正歯科学会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、いい(11)(8)」の語呂合わせから、11月8日とした。

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 歯並びや咬み合わせの問題は、見た目の美しさだけでなく、口腔内の健康や全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。正しい歯並びとは、上下の歯が適切に噛み合っていて、歯と歯の間に適度な隙間がある状態を指します。この理想的な状態から逸脱している場合、不正咬合と呼ばれます。

 不正咬合の主なタイプには、過蓋咬合(上の歯が下の歯を過度に覆っている)、開咬(前歯が噛み合わない)、反対咬合(下の前歯が上の前歯より前に出ている)、叢生(歯が重なって生えている)などがあります。これらの状態は、日常生活において食べにくさや発音の問題を引き起こすことがあり、また、見た目にも影響を与えるため、自信の低下を招くことがあります。

 不正咬合の影響は、口腔内に留まらず、顎の関節に負担をかけることで頭痛や肩こり、首の痛みといった問題を引き起こすこともあります。また、歯磨きがしにくいために虫歯や歯周病のリスクが高まることも知られています。

 治療については、矯正歯科での専門的な診断が必要です。矯正治療は、ブラケットやワイヤー、クリアアライナーといった装置を使って歯を徐々に動かし、適切な位置に導くことで行われます。治療期間は個人差があり、数ヶ月から数年かかることもありますが、この治療によって歯並びと咬み合わせが改善されることで、見た目の美しさだけでなく、口腔内の健康を維持しやすくなります。

 矯正治療の決定をする際は、治療にかかる時間や費用、治療後のメンテナンスについても考慮する必要があります。矯正治療は一般的に自費治療となるため、費用は高額になることが多いですが、長期的な口腔健康を考えるとその価値は非常に大きいと言えます。

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