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11月10日 断酒宣言の日

断酒宣言の日

 11月10日は断酒宣言の日。公益社団法人全日本断酒連盟が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、連盟の結成記念大会が1963年(昭和38年)の11月10日に開催されたことと、「もう、飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)」というダジャレから、11月10日とした。

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 断酒とは、アルコールを完全に摂取しないことを意味し、特にアルコール依存症の人々にとって、健康的な生活を取り戻すための重要なステップです。断酒を決意する理由は人それぞれですが、多くは健康問題、家族や職場での問題、または法的な問題に直面した結果です。

 断酒のプロセスは、単にアルコールをやめるだけではなく、飲酒が引き起こす問題を理解し、それらを解決する方法を学ぶことも含まれます。この過程で、多くの人々は断酒会などの自助グループに参加します。断酒会は、1958年に設立された自助組織で、同じようにアルコール依存に悩む人々が互いに支え合いながら、アルコールから自由な生活を送るための支援を提供しています。

 断酒会では、定期的に断酒例会が開かれ、参加者がお互いの経験を共有し、アルコールとの戦いで直面した困難や成功を語り合います。これにより、参加者はアルコール依存症という病気に対する理解を深め、互いに励まし合いながら断酒を続ける勇気と力を得ることができます。

 断酒を続けることは多くの利益をもたらします。健康が改善され、家族や友人との関係が修復され、仕事や社会活動への参加能力が高まります。また、断酒を通じて自己探求と成長を経験し、以前はアルコールに覆われていた部分を取り戻すことができます。

 断酒は簡単な道のりではありませんが、適切なサポートと強い意志があれば、成功することが可能です。断酒会のようなコミュニティはその過程で大きな助けとなり、新しい、酒のない人生を築くための基盤となります。

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