カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月11日 たくあんの日

 11月11日はたくあんの日。日本の漬物の代表格であるたくあんの需要拡大を図ることを目的に、全日本漬物協同組合連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、11月11日という文字が、たくあん用の大根を並べてほしてある様子に似ていることと、たくさんの「1=わん=あん」があることから、11月11日とした。

沢庵の豆知識

たくあんの日

 沢庵は、ぬか漬けの一種で、大根をぬかと塩に漬けたもの。米ぬかの中に存在する(こうじ)が、でんぷんを分解することによってできる糖分によって甘味が増すとともに、徐々に黄褐色へ染まっていく。

 江戸時代の僧・沢庵 宗彭(たくあん そうほう)が開発したことから、徳川家光がこの名を付けたという説がよく知られている。

◆◆◆

 沢庵(たくあん)とは、大根を用いた日本の伝統的な漬物で、特にその製法と独特の風味が特徴です。名前の由来は、江戸時代に活躍した臨済宗の僧、沢庵和尚からきており、彼が開山した東海寺で提供された大根漬けが非常に評価されたことに始まります。

 沢庵漬けは、白米の普及とともに日本全国に広まりました。特に、米を研いだ際に出る糠(ぬか)を利用した糠床(ぬかどこ)で漬ける方法が一般的です。この漬物は、大根を塩でしっかりと押し、その後糠床に漬け込むことで、独特の香りと風味、シャキッとした食感を引き出します。

 製法には二つの主流があります。一つは「塩押し」後に糠床で漬け込む方法で、これにより大根から水分が抜け、旨味が凝縮されます。もう一つは「干し大根」を使用する方法で、これは大根を天日で干し、その後漬け込むことでさらに深い味わいが生まれます。

 現代では、沢庵はその保存性と独特の味わいで、おにぎりやお弁当の定番のおかずとして、また日常の食卓での箸休めとしても重宝されています。また、沢庵に含まれる食物繊維やビタミン類は健康にも良いとされ、日本各地で愛され続けている伝統食品の一つです。

記念日とかいろいろ

11月11日の記念日