カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月11日 ミュージカル「キャッツ」の日

 11月11日はミュージカル「キャッツ」の日劇団四季が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「キャッツ」の日本初演の日(1983年11月11日)から、11月11日とした。

キャッツの豆知識

 

 キャッツは、"The Old Possum's Book of Practical Cats (キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法)"というイギリスの子供向け詩集が原作。

◆◆◆

 『キャッツ』は、T・S・エリオットの詩集『キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法』に基づいて、アンドルー・ロイド・ウェバーが作曲した世界的に有名なミュージカルです。この作品は、個性豊かな猫たちが一夜限りの舞踏会を舞台に彼らの物語を歌とダンスで展開します。人間が一切登場しない独特の設定と、猫たちの生き様を描くストーリーテリングが特徴です。

 舞台は都市のゴミ捨て場というユニークな環境で、ジェリクル・キャッツと呼ばれる猫たちが集まり、新しい生命を得るための選考会「ジェリクル・ボール」に参加します。彼らの中から一匹が新しい命を得る機会を与えられるという、一種の転生をテーマにしています。

 このミュージカルは、数々のヒットナンバーを生み出し、特に「メモリー」という楽曲は世界中で愛されています。各キャラクター、例えば古参の女優猫グリザベラや陽気なラム・タム・タガーなどが、それぞれの生きざまを歌い上げることで物語が紡がれていきます。

 『キャッツ』は1981年のロンドン初演以来、ニューヨークのブロードウェイをはじめとする世界各地で上演され、ブロードウェイでは『オペラ座の怪人』に次ぐ長期公演記録を持つなど、その人気は衰えを知りません。日本でも1983年に劇団四季によって初演され、以後ロングランを続けています。

 『キャッツ』の魅力は、単なるエンターテイメントに留まらず、観る者に人生の尊さや再生のメッセージを投げかける点にあります。それは多くの観客にとって、ただのミュージカル以上の意味を持ち、何度もその世界を訪れたいと思わせるほどです。

記念日とかいろいろ

11月11日の記念日

音楽の記念日