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11月11日 きりたんぽの日

きりたんぽの日
引用元:発祥の地鹿角きりたんぽ協議会

 11月11日はきりたんぽの日。きりたんぽをキーワードにまちの活性化を図る事を目的に、きりたんぽ発祥の地、秋田県鹿角市のかづのきりたんぽ倶楽部が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、たんぽ串がイロリに立って焼かれている姿が1111と似ていることから、11月11日とした。

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 きりたんぽは、秋田県の伝統的な郷土料理で、もともとは保存食として発展した食べ物です。主原料はうるち米で、これをすりつぶしてから、杉の棒に巻き付け、直火で焼いて作られます。きりたんぽの名前は、その形状が槍の鞘(たんぽ)や蒲の穂に似ていることに由来しています。

 きりたんぽは二つの主な食べ方があります。一つは「きりたんぽ鍋」として知られ、これはきりたんぽを主役にした鍋料理です。鶏肉、特に秋田県特産の比内地鶏を使った出汁で煮込み、野菜やきのことともに楽しまれます。もう一つの食べ方は、味噌を塗って焼き上げる「味噌焼きたんぽ」です。これはよりカジュアルなスナックとして、またはお酒のおつまみとしても人気があります。

 きりたんぽの歴史は古く、元々は農作業の際の簡易食や非常食として利用されていたとされています。その後、このシンプルながら栄養価の高い食品が秋田県の象徴的な料理として広まりました。今日では、きりたんぽは秋田県を代表する料理として、観光客にも広く親しまれています。

 また、きりたんぽの発祥については、秋田県鹿角市がその地として名乗りを上げています。地元の料亭「濱の家」の主人が、この料理を全国に紹介したことがきっかけで、きりたんぽはより広範な知名度を獲得しました。これは日本国内外においても秋田の文化を象徴する料理として、地域の誇りとされています。

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11月11日の記念日