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11月23日 キンレイ感謝の日

キンレイ感謝の日

 11月23日はキンレイ感謝の日。日頃からキンレイ商品を愛好してくれる人たちへ感謝の気持ちを表すための日として、「鍋焼うどん」「お水がいらない鍋焼うどん」などの冷凍食品を製造販売する株式会社キンレイが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、勤労感謝の日」と「キンレイ感謝の日」の発音が似ていることと、感謝の気持ちを伝えるとの意味から「勤労感謝の日」と同じ11月23日とした。

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 キンレイ株式会社は、1974年に大阪ガスグループによって設立された企業で、もともとは近畿冷熱株式会社として産声を上げました。この会社名は、1991年にキンレイ株式会社へと変更されています。キンレイの設立背景には、工業用ガスの生産過程で発生する冷熱を有効活用するアイデアがありました。具体的には、海外から輸入される液体天然ガスを気化させる際に発生するマイナス162度の冷熱を利用し、冷凍食品の製造に活かすことで、資源の無駄をなくそうという試みが始まりの一歩でした。

 冷凍食品事業のスタートは、大阪ガスが運営するクッキングスクールで習得したノウハウと、一流シェフの技術を生かして、ハンバーグやグラタンなどの洋食から始まりました。その後、和食への展開も進み、寄せ鍋や鍋焼うどんなど、日本の家庭でも親しまれるメニューが加わりました。特に「鍋焼うどん」は、その風味豊かなつゆとコシのある麺が特徴で、消費者に広く受け入れられる商品となりました。この商品は、偶然の賜物から生まれたとされており、その美味しさの追求がキンレイの冷凍食品の人気をさらに推進することに繋がりました。

 しかし、当初は冷凍食品の知名度が低く、市場での受け入れが進まなかったため、キンレイは宅配サービスやアルミ鍋入りの冷凍鍋焼うどんなど、新しい販売方法を模索しました。これらの取り組みが功を奏し、徐々に市場での認知と評価を獲得していきました。

 現在、キンレイは冷凍食品市場において安定した地位を築いており、その製品は品質の高さと利便性で多くの消費者から支持されています。また、持続可能な企業活動を目指し、エネルギーの有効利用や環境への配慮を重視した生産体制を整えることで、社会全体への貢献も進めています。

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