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11月24日 アースナイトデー

アースナイトデー

 11月24日はアースナイトデー。石垣市と竹富町にある「西表石垣国立公園」が国内初の星空保護区の認定を受けたことを記念して、二つの市町が地球の夜空の環境、星空の大切さを多くの人と考える日にと、沖縄県石垣市沖縄県竹富町が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2017年11月25日に行われる石垣島最大の野外フェスティバル「TsunDAMI ISLAND FESTIVAL」の前夜祭として、11月24日に星空保護区認定を記念したイベントを開くことから、11月24日とした。

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 星空保護区とは、光害の影響を受けない暗い自然の夜空を保護し、美しい星空を後世に残すことを目的として設定される特定の地区や地域を指します。この制度は、光害から夜空を保護し、天体観測の機会を増やすと共に、生態系や人々の健康に対する光害の影響を減少させることを目指しています。

 星空保護区の認定は、国際ダークスカイ協会(IDA)によって行われ、この協会は2001年に「ダークスカイプレイス・プログラム」を開始しました。認定される地区では、星空を保護するための具体的な施策や教育活動が行われており、夜空の暗さを維持するための照明管理や地域住民及び訪問者への啓発活動が求められます。

 日本では、2018年に八重山列島の西表石垣国立公園が日本初の星空保護区に認定されましたが、一部の基準を満たしていないため暫定認定とされています。地域としては、石垣市と竹富町が改善を進め、本認定を目指しています。2020年には、東京都神津島村が日本で2番目の星空保護区に認定され、これは「ダークスカイ・アイランド」と呼ばれる特別な呼称で知られています。

 星空保護区の設定によって、それぞれの地域の自然環境が保護されるだけでなく、天文学的な価値や地域文化の一部としての価値も高められます。また、夜間の自然美を通じて観光や地域振興にも寄与することが期待されています。これらの取り組みにより、天然の星空とその下での夜間活動が今後も維持されることが望まれています。

記念日とかいろいろ

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