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11月21日 「ロッキー」の日

 11月21日は「ロッキー」の日。2018年11月21日に全米で公開される映画「ロッキーシリーズ」の最新作『クリード2』を多くの人に見てもらい、名作『ロッキー』から受け継がれている魅力を感じてもらおうと、ワーナーブラザースジャパン合同会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、『ロッキー』が全米公開された日(1976年11月21日)にちなんで、11月21日とした。

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 『ロッキー』は、シルヴェスター・スタローンが脚本を手掛け、自ら主演も務めた映画であり、1976年に公開されました。この作品は、貧しい生活を送る地方のボクサー、ロッキー・バルボアが、偶然にも世界ヘビー級チャンピオン、アポロ・クリードとの試合をするチャンスを得る物語です。試合はロッキーにとってただのショーのはずが、彼は自分自身との戦い、そして周囲の期待を超えるための戦いに挑みます。

 映画は、アンダードッグの物語として多くの観客に感動を与え、スタローン自身のキャリアを象徴する作品となりました。『ロッキー』はアカデミー賞で作品賞を含む3冠を達成し、スタローンは一躍スターダムにのし上がりました。この成功は、後に数多くの続編やスピンオフへと繋がります。

 『ロッキー2』では、アポロとの再戦となり、『ロッキー3』では新たなライバル、クラバー・ラングとの対決を描きます。『ロッキー4』では、冷戦時代のアメリカとソビエト連邦の緊張関係を背景に、ロシアの強敵イワン・ドラゴとの試合が展開されます。『ロッキー5』では、ボクシングから退くことを余儀なくされたロッキーが、新たな弟子トミー・ガンを育てる過程とその葛藤を描いています。

 シリーズは『ロッキー・ザ・ファイナル』で一旦の区切りを迎え、ロッキーが年老いたボクサーとして再びリングに上がる様子を描いて終わります。さらに、『クリード』シリーズでは、ロッキーの旧友であるアポロ・クリードの息子、アドニス・クリードを主人公に据え、彼の成長と挑戦を描いています。ロッキーはここでアドニスのメンターとして再び重要な役割を果たしています。

 このシリーズ全体を通して、個人の努力、持続可能な成長、および人生の困難に立ち向かう勇気が強調されています。また、個々の映画がその時代の社会的、文化的な背景を反映していることも特徴です。『ロッキー』シリーズは、映画史において重要な位置を占め、多くのファンに愛され続けている理由です。

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