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~今日は何の日?~

11月7日 国有財産の日

 11月7日は国有財産の日。国の庁舎や地方公共団体の公園などに広く利用されている国有財産の意義や重要性を認識し、国有財産行政についての理解を深めてもらうため、財務省が実施している。

 日付は、官有地と民有地の区別の標準を明確化することで国有財産の概念を成立させた「改正地所名称区別」の公布施行日(明治7年11月7日)にちなんで11月7日とした。

国有財産とは

 国が負担して国有となった財産のことで、国有地や庁舎・宿舎、政府保有株式などがある。財務省・財務局等は、これら国民共有の貴重な財産について、国有地の売却などを行うことによって国の財政に貢献するとともに、地域と連携した国有財産の有効活用を通じ、地域・社会へのニーズに対応している。

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 国有財産は、国が所有するさまざまな財産を指し、その範囲は非常に広大です。国有財産は広義の意味では、国が所有する全ての財産、つまり不動産、動産、用益物権、債権、知的財産権を含みます。これらは国の財政運営や公共の利益を支える基盤となっており、国民共有の財産として大切に管理されています。

 狭義の国有財産に関しては、主に不動産(国有地や建物など)、一部の動産、有価証券などが含まれ、これらは国有財産法に基づいて厳格に管理されています。国有財産の管理は、財務省や財務局が担当しており、これらの財産が国の財政や社会的な利益に寄与するよう努めています。

 国有地の販売や利用の最適化は、国有財産の管理における重要な活動の一つです。これにより、空き地や利用されていない建物が有効活用され、地域社会の発展に寄与することが期待されます。また、これらの活動を通じて、国の財政に貢献することも重要な目的の一つです。

 国有財産の有効活用には、地域との連携が不可欠です。地域のニーズに応じた財産の利用が求められるため、公共の利益を最大化するための施策が進められています。例えば、国有地に公園や社会福祉施設を建設することで、地域コミュニティの活性化や生活環境の向上を図ることができます。

 また、国有財産は災害時の応急避難場所や、公共施設の建設地としても利用されることがあり、これにより国民の安全と福祉の保障にも寄与しています。これらの活動は、国有財産が単なる財政的な資源でなく、国民の生活や安全に直接的な影響を与える重要なものであることを示しています。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日