カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

11月5日 祖父母との交流・いい孫の日

 11月5日は祖父母との交流・いい孫の日。孫が祖父母に、子が祖父母になった両親に対し、日々の感謝とともに心身の健康を願いその気持ちを伝える日としてもらうために、日本郵便株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、いい(11)(05)」という語呂合わせから、11月5日とした。

 同社では孫世代が自身の写真とメッセージを往復はがきの形で届け、それを受け取った祖父母とのはがきによるコミュニケーションが出来る「マゴ写レター」というサービスを行っている。

◆◆◆

 孫や子が祖父母や高齢になった両親に対して日々の感謝と心身の健康を願うことは、非常に大切な行為です。このような行為は、家族間の絆を強化し、高齢者の精神的な幸福感を高める効果があります。特に高齢者は、社会的な孤立感や不安を感じやすいため、家族からのサポートと感謝の言葉が彼らの心の支えとなり得ます。

 また、家族が感謝の気持ちを表現することで、世代間の敬愛と尊重が育まれます。祖父母や高齢の両親がこれまで築いてきた家族の価値観や伝統を称え、その努力を認めることは、彼らが自己の価値と達成を実感するのに役立ちます。このプロセスは、若い世代にも良い影響を与え、責任感や家族への愛情を深める教育的な側面も持ちます。

 心身の健康を願うことは、単に長生きしてほしいという願い以上の意味を持ちます。それは、質の高い生活を送ってほしいという願いでもあり、可能な限り自立した生活を続けてほしいというサポートの表れでもあります。このような言葉を通じて、高齢者は自分がまだ家族にとって大切な存在であることを実感し、心の健康を保つことができます。

 したがって、孫や子どもたちが祖父母や高齢の両親に対して感謝と健康の願いを伝えることは、単なる礼節以上の意義を持ちます。それは家族の一員としてお互いを大切にし、支えあう美しい伝統を育て、家族全員の精神的な満足と幸福に寄与する行為なのです。

記念日とかいろいろ