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11月1日 化粧品カーボンフットプリントの日

 11月1日は化粧品カーボンフットプリントの日。低炭素社会に向けた取り組みが加速する中、身近な化粧品を通じて持続可能な社会を意識してもらおうと、化粧品の開発、製造、販売などを手がけるちふれホールディングス株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、同社がカーボンフットプリント自主算定値を同業他社に先駆けて発表した日(2022年11月1日)から、11月1日とした。

カーボンフットプリントとは

 "Carbon Footprint of Products" の略で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を 二酸化炭素に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み。

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 カーボンフットプリント(CFP)とは、商品やサービスが原材料の調達から製造、使用、最終的な廃棄またはリサイクルに至るまでのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの総量を測定し、それを二酸化炭素(CO2)換算で表す指標です。この指標を用いることで、消費者や事業者は、それぞれの商品やサービスが環境に与える影響を具体的かつ数量的に把握することが可能になります。

 カーボンフットプリントの計算には、エネルギー消費、輸送、原材料の生産過程など、商品の生産から廃棄に至るまでの各ステージでのCO2排出が含まれます。このような包括的なアプローチは、より正確な環境負荷の評価を促進し、それぞれの工程での改善点を明らかにする助けとなります。

 カーボンフットプリントの評価は、地球温暖化対策の一環として非常に重要であり、企業はこの情報を利用して製品の設計や生産プロセスの改善、エネルギー効率の向上に努めています。また、消費者に対しては、商品選びにおいて環境への影響を考慮する機会を提供し、持続可能な消費行動への意識改革を促しています。

 さらに、カーボンフットプリントは、企業が自社の環境負荷を公表し、透明性を高める手段としても機能します。企業が積極的に環境情報を開示することで、信頼性や企業イメージの向上にも寄与し、投資家や消費者からの評価が高まることが期待されます。このように、カーボンフットプリントは環境保護だけでなく、企業戦略としても重要な位置を占めています。

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