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11月10日 カリカリ梅の日

カリカリ梅の日

 11月10日はカリカリ梅の日。群馬県の梅加工業者5社(村岡食品工業株式会社、株式会社コマックス、株式会社梅吉、株式会社大利根漬、赤城フーズ株式会社)から成る群馬の梅を応援する会「うめのわ」が制定し、日本記念日協会が認定した。

 カリカリ梅をキーワードに全国2位の生産量を誇る群馬県の梅のブランド力を向上させ、産地を守ることが目的。

 日付は、カリカリ梅が世界で初めて発売された11月(1971年)と、同業の5社が「青梅の産地を守る」という理念のもとに初めて集まった11月(2017年)に加え、カリカリ梅の特徴である「カリカリッ」という歯ごたえを表現する「いい音(1110)」の語呂合わせから、11月10日とした。

 完熟梅を干して作る梅干しとは異なり、青梅から干す工程なく作られるカリカリ梅はその食感と青梅ならではの旨味と風味が人気。

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 カリカリ梅は、未熟な青梅を使用して作られる日本の伝統的な梅漬けの一種です。この独特な食品は、その名の通り「カリカリ」とした食感が特徴で、多くの人々に愛されています。カリカリ梅は駄菓子屋やスーパーでもよく見かける人気のおやつです。

 カリカリ梅と梅干しの大きな違いは、使用する梅の種類と加工方法にあります。梅干しは完熟した梅を使用し、塩漬けにしてから天日干しを行うのに対し、カリカリ梅は未熟な青梅をカルシウムを含む調味液に漬け込むことで作られます。このカルシウムが青梅のペクチンと反応し、カリカリとした食感を生み出します。

 カリカリ梅の作り方は比較的簡単です。青梅、塩、ホワイトリカー(または焼酎)、卵の殻を使用し、これらを清潔な保存容器に入れて漬け込むだけで作ることができます。赤紫蘇を加えることで、カリカリ梅を鮮やかな赤色に仕上げることもできます。

 カリカリ梅はそのまま食べるだけでなく、おにぎりやサラダ、タルタルソースなどに加えることで、料理のアクセントとしても楽しむことができます。食欲を増進させ、疲労回復効果も期待できるため、日常の食事に取り入れると良いでしょう。

 このようにカリカリ梅は、手軽に楽しめる美味しいおやつであり、様々な料理に活用できる便利な食材です。伝統的な製法を守りながら、現代の食卓にもぴったりの一品です。

記念日とかいろいろ

お菓子の記念日