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~今日は何の日?~

11月23日 共家事の日

 11月23日は共家事の日福井県が制定し、日本記念日協会が認定した。

 福井県は共働き率が全国1位の一方で家事の多くを女性が担っているとされる。こうしたことから夫婦や家族が話し合いながら家事の「見える化」を進め、共に家事を行うことで家族時間や自分時間を楽しむライフスタイルの「共家事」(ともかじ)を広めていくのが目的。

 日付は、「いい夫婦の日」の翌日であり、ふだん家事をしてくれる家族やパートナーに感謝する意味で「勤労感謝の日」と同じ、11月23日とした。

 また、苦手な家事にチャレンジするきっかけの日にとの願いも込められている。

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 「共家事」とは、家族全員が協力して家事を分担しながら、家族の時間や自分の時間を楽しむライフスタイルのことを指します。この考え方は、従来の家庭における家事の負担を一人に集中させるのではなく、家族全員がそれぞれの役割を持ち、協力して行うことで、家族全体の幸福感や絆を深めることを目指しています。

 共家事のメリットは多岐にわたります。まず、家事を分担することで、一人一人の負担が軽減され、ストレスや疲労の軽減につながります。特に、共働きの家庭では、共家事によって、夫婦間の不公平感を減らし、互いの理解と協力を深めることができます。また、家事を通じて子供たちに責任感や協力することの大切さを教えることができるため、教育的な効果も期待できます。

 共家事を実践するためには、いくつかのポイントがあります。まず、家族全員で話し合い、家事の分担を決めることが重要です。この際、各自の得意なことやスケジュールを考慮して、無理のない範囲で分担を決めることがポイントです。また、家事の方法や手順を共有し、効率的に行うための工夫をすることも大切です。例えば、家事のスケジュールを立てる、家事の手順を簡略化する、家事を楽しむための工夫をするなどが考えられます。

 共家事は、家族のコミュニケーションを深める絶好の機会でもあります。家事を行う中で、自然と会話が生まれ、日常の出来事や感じていることを共有することができます。また、共に家事をすることで、お互いの努力や苦労を理解し、感謝の気持ちを持つことができます。これにより、家族の絆が強まり、家庭全体の雰囲気が良くなることが期待できます。

 さらに、共家事は家族だけでなく、個人の時間を増やすことにもつながります。家事の負担が軽減されることで、自分自身の趣味やリラックスする時間を持つことができ、心身のリフレッシュが図れます。これにより、家族全員が健康で充実した生活を送ることができます。

 まとめると、共家事は家族全員の協力と理解を基にしたライフスタイルであり、家族の幸福感を高めるとともに、個々の負担を軽減し、豊かな時間を提供するものです。家事を分担し、楽しむことで、より良い家庭環境を築くことができるでしょう。

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