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12月1日 データセンターの日

データセンターの日

 12月1日はデータセンターの日。企業のサーバーを預かり、24時間365日、監視、運用、保守を行うデータセンター。その事業内容や社会的役割を広く紹介し、データセンターの活用を促進する日とするために、データセンター専業会社のソフトバンクIDC株式会社(現、株式会社IDCフロンティア)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、データセンター(Datacenter)から語呂の似ている12月(December)と、安全第一から1日を組み合わせて、12月1日とした。

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 データセンターは、インターネットやクラウドサービスの基盤となる重要な施設で、サーバーやネットワーク機器、ストレージシステムなどを安全かつ効率的に運用するために特化された建物です。これらの設備は高度なデータ処理とストレージのニーズに応じて設計されており、企業や機関がデジタル情報を管理し、アクセスするための中心的な場所となっています。

 データセンター内には、サーバーを安全に保持するためのラックが整然と配置され、これらの機器が連続して稼働するための高度なインフラが整備されています。電力供給は非常に重要であり、通常は大容量の電源が確保され、無停電電源装置(UPS)やバックアップジェネレーターが設置されているため、電力障害が発生しても機器が停止することなく運用を続けることができます。

 冷却システムもデータセンターの重要な部分です。サーバーから発生する熱を効率的に排出し、機器が最適な温度で動作するように管理されています。さらに、データセンターはセキュリティが非常に厳重で、不正アクセスや物理的な侵入を防ぐために、生体認証やセキュリティカードなどの認証システムが導入されています。

 自然災害からデータセンターを守るために、耐震・免震構造が採用されており、地震発生時にも機器へのダメージを最小限に抑える設計がなされています。また、火災発生時には水を使わないガス消火システムを使用することで、機器への水濡れによる損害を防いでいます。

 データセンターの存在は、ビジネスがデータに依存する現代において非常に重要であり、データの信頼性、アクセシビリティ、セキュリティを保証するための基盤となっています。企業が自社のITインフラを外部のデータセンターに移行することで、運用コストの削減、管理の効率化、さらにはスケーラビリティの向上を実現しています。

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