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12月10日 NFD花の日

 12月10日はNFD花の日。日本中の花を愛する人々がそれぞれの地域で花を贈りあう日にとの想いから、フラワーデザインの資格認定などを行い、フラワーデザインの普及活動を進める公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、同協会が創立された(1967年12月10日)にちなんで、12月10日とした。

フラワーデザインとは

NFD花の日
引用元:日本フラワーデザイナー協会

 海外ではフローラルデザイン(floral design)とも言われ、自然のままでも美しい植物の魅力を更に引き出し、生活のTPOにあわせて一定のデザイン原則や基礎技法を踏まえ、より美しく表現する造形の総称です。花のみでなく様々な植物素材や、時には造花などを用いることもあります。

 フラワーアレンジメントはその中の1つの分野で、他にもウエディングブーケ、フローラル・アクセサリーなど服飾関係など様々なジャンルの垣根を越えてフラワーデザインは展開されています。

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 フラワーデザイン、またはフローラルデザインは、花や植物を用いた美術形式で、自然素材の美しさをさらに引き立て、人々の生活空間に彩りと美を加えるために行われます。このデザイン分野は、単に花を飾るだけでなく、色彩、形、空間、テクスチャーといった要素を考慮し、特定のスタイルやテーマに沿って創造的に構成されます。

 フラワーデザインは多岐にわたる用途で活用され、プライベートな空間の装飾から公共のイベント、特別な式典まで、さまざまなシーンで見ることができます。具体的には、結婚式でのブーケや会場装飾、ホテルやレストランのインテリア、礼拝所の飾り付け、また季節のイベントに合わせたディスプレイなどがあります。

 このアートは、視覚だけでなく感情にも訴えかけるため、心の安らぎや癒しを提供することも一つの大きな役割です。また、フラワーデザインは文化的な習慣や季節の変化を反映することから、その地域の文化や風土を象徴する表現としても重視されています。

 教育の場では、フラワーデザインを学ぶことで色彩感覚、空間認識、創造性などのスキルが育成されるほか、人々とのコミュニケーションや表現の一環としても用いられます。そのため、趣味として楽しむだけでなく、プロのフラワーデザイナーとしてキャリアを築く道もあります。

記念日とかいろいろ