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12月18日 ナボナの日

 12月18日はナボナの日。和菓子の製造販売を手がける株式会社亀屋万年堂が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、亀屋万年堂の創業日(1938年(昭和13年)12月18日にちなんで、12月18日とした。

ナボナとは

ナボナの日
引用元:株式会社亀屋万年堂

 ふわふわのソフトカステラでたっぷりのメレンゲを挟んだどら焼きのような洋菓子。1963年に亀屋万年堂から発売された。創業者の引地末治がローマで見たお菓子祭りに感銘を受けて誕生した。イタリアにある「ナヴォーナ広場」が名前の由来になっている。

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 ナボナは、亀屋万年堂によって1963年に発売された日本の洋菓子で、和菓子の技術を活かしつつ洋菓子の魅力を取り入れた斬新な商品として市場に登場しました。その誕生は、創業者の引地末治氏がヨーロッパ旅行中に現地の菓子文化に感銘を受けた経験から着想を得たものです。末治氏は、特にナポリを訪れた際の影響を受けており、最初は「ナポリ」という名前で商品化を試みましたが、商標の問題から「ナボナ」と改名しました。

 ナボナの特徴は、そのソフトカステラの生地にあります。和菓子職人の末治氏が洋菓子に挑戦する中で生み出されたこの生地は、非常に繊細で軽やかな食感を持ち、製造過程での室温や湿度に細心の注意を払いながら作られています。このような製法のおかげで、ナボナは他の洋菓子とは一線を画する独特の口どけと風味を実現しています。

 ナボナは、当初はチーズクリームとマーマレードジャムの2種類のフィリングで提供されていましたが、その後、さまざまな味のバリエーションが追加されています。これにより、多くの消費者に支持されるロングヒット商品となり、50年以上にわたって親しまれ続けています。

 ナボナが一躍人気商品となった背景には、野球選手の王貞治氏が出演したテレビCMも大きく寄与しています。このCMは「ナボナはお菓子のホームラン王です」というキャッチコピーと共に、商品の魅力を効果的に伝えることに成功しました。

 亀屋万年堂は、ナボナを通じて常に最高の食感と飽きさせない工夫を追求し続けています。そして、今後も新しい味やアイデアを探求しつつ、お客様に笑顔と美味しさを提供し続けることを目指しています。ナボナの歴史とともに、創業者の末治氏の研究と挑戦の精神は、亀屋万年堂がこれからも引き継いでいく重要な価値です。

記念日とかいろいろ

お菓子の記念日