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12月20日 こうふ開府の日

こうふ開府の日
引用元:甲府観光ナビ

 12月20日はこうふ開府の日。2019年に迎えた「こうふ開府500年」を毎年祝うことで、甲府市の歴史、伝統、文化、自然を再認識し、郷土愛の醸成、学びの機会の創出に繋げ、市民はもとより全国に発信していくために、山梨県甲府市役所の記念事業課に事務局を置くこうふ開府500年記念事業実行委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「甲斐の府中=甲府」のまちが誕生する起点となった日(1519年(永正16年)12月20日)から、12月20日とした。

甲府の豆知識

永正16(1519)年、武田信玄公の父である武田信虎公が躑躅が崎(つつじがさき)の地に館を移し城下町を築いたことで幕を開け、「甲斐の府中」を略して「甲府」と呼ばれるようになった。

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 甲府市の歴史は、戦国時代の武田信虎公によって築かれた「甲府」の城下町の設立から始まります。信虎公は1519年に躑躅ヶ崎に居館を移し、その地を基盤に甲府を発展させました。その後、信虎の息子である武田信玄が甲斐の国を治め、領土拡大や民政に功績を残しましたが、勝頼の代に織田・徳川連合軍に敗れ、武田氏は滅亡しました。

 江戸時代には、甲府城と城下町が再整備され、特に柳沢吉保の時代には大いに繁栄しました。柳沢氏の時代に甲府は文化的にも発展し、多くの商業活動と共に歌舞伎興行が盛んに行われました。しかし、柳沢氏の移封後、甲府は幕府の直轄地となりました。

 明治時代に入ると、甲府市は1889年に市制を施行し、市域の整備と近代化が進みました。しかし、1945年の甲府空襲により市は大きな打撃を受け、多くの建造物と人命が失われました。戦後、市は復興に努め、現代に至るまで交通網の整備や産業の振興に力を入れてきました。

 甲府市は、2019年に開府500年を迎え、長い歴史の中でさまざまな変遷を経験しながらも、文化や歴史を重んじ、持続可能な発展を目指しています。その豊かな歴史は、現代の市民生活にも色濃く反映されており、訪れる人々にその魅力を今もなお伝え続けています。

記念日とかいろいろ

地方自治体が作った記念日