毎月10日 アメリカンフライドポテトの日
毎月10日はアメリカンフライドポテトの日。記念日を通じて、アメリカンフライドポテトを更に普及させ、より多くの人に楽しく食べてもらえるきっかけにするために米国ポテト協会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、アメリカンフライドポテトの形が1のように細長いこと、原料であるラセットポテトの形が楕円形で0のような形をしていることや、ポテトの「
アメリカンフライドポテトの豆知識
アメリカンフライドポテトとは、アメリカ産のジャガイモを揚げて作った製品のことで、そのほとんどがラセットポテトというジャガイモを原料としている。このジャガイモは、加熱するとホクホクとした食感になるのが特徴。
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フライドポテトは、ジャガイモを食べやすい大きさに切り、油で揚げた料理で、様々な地域や文化で広く楽しまれています。その名称は地域により大きく異なり、イギリス英語では「chips」、アメリカ英語では「French fries」、そしてベルギーでは「Frietjes」などと呼ばれています。
この料理の起源については、いくつかの説がありますが、最も一般的に認識されているのはベルギー起源説です。ベルギー南部のフランス語圏にある都市・ナミュールが発祥の地とされています。ここではかつて、厳しい冬に川が凍結し、川魚が獲れなくなった時、ジャガイモを揚げて飢えをしのいだとされています。しかし、この説には反論も存在します。例えば、その時代のナミュールでジャガイモが一般的だったのは1735年以降で、さらに揚げ物をするためのバターや油脂は貴重品であったとの指摘があります。
一方で、フランスの新聞『フィガロ』は2018年に19世紀初頭のパリでフリット(フライドポテト)が登場したと主張する研究家のインタビューを掲載し、論争を巻き起こしました。このパリ起源説では、ポンヌフの橋のたもとにあった屋台が起源であるとしています。
しかし、どの説が正しいにせよ、ベルギーはフライドポテトの文化が最も深く、それを世界に広めた国であると言えます。ベルギーでは年間350万トンのばれいしょ(ジャガイモ)がフライドポテトなどに加工されており、また、ベルギーは世界有数のばれいしょ輸出国であり、特にフライドポテトの原料となる冷凍ばれいしょについては世界最大の輸出国となっています。
