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毎月13日 一汁三菜の日

和食

 毎月13日は一汁三菜(いちじゅうさんさい)の日。「一汁三菜」という和食のスタイルを子供たちに繋げていくことを目的に、「一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®」を提案した6社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「13」と「一汁三菜」の読み方が似ていることから毎月13日になった。

一汁三菜とは

一汁三菜とは、ご飯と漬物と汁物に、肉や焼き魚などのタンパク質を補うための主菜と、豆や野菜、海藻などのミネラルやビタミン、食物繊維を補うための副菜を2品加えた和食の基本となるメニューのこと。なお、ご飯・汁物・漬物は固定されているが、「お菜」の数は時代や状況によって変化してきた。

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 「一汁三菜」とは、日本の伝統的な食事形態の一つであり、主食(ごはん)、汁物(味噌汁やスープなど)、そして三つのおかず(主菜と二つの副菜)から成る献立を指します。これは炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルといった五大栄養素をバランスよく摂取することを可能にし、またその多様な組み合わせが多彩な食事を楽しむ要素ともなっています。

 主菜は肉、魚、卵や大豆など、タンパク質を中心に構成され、料理としては焼き魚やハンバーグ、冷ややっこやオムレツなどが代表的です。副菜は主に野菜や海藻をメインとした料理で、栄養の補完役を担います。副菜の例としては、野菜炒めやサラダ、酢の物や煮物などが挙げられます。このように、一汁三菜はさまざまな食材を用いて栄養バランスを整えるとともに、食事の楽しみを提供します。

 また、「一汁三菜」にはその食事形態が健康に良いとされる理由が幾つかあります。まず、食事のバランスを考える上で、異なる食材や料理をバラエティ豊かに摂取することが重要とされ、これが一汁三菜の基本的な考え方になります。その上で、主菜と副菜の組み合わせにより、タンパク質やビタミン、ミネラルといった必要な栄養素を適切に摂取することができます。これらの理由から、「一汁三菜」は日本の食文化だけでなく、栄養学的な観点からも評価されています。

 また、「一汁三菜」は「和食」としてユネスコの無形文化遺産に登録されるなど、その価値が国際的にも認知されています。このような認知は、料理の技法や素材選びだけでなく、食事のバランスに対する考え方や、食材を大切にする食文化を含めた総体的な評価から来ています。

 一汁三菜が栄養バランスに優れているだけでなく、また料理のバリエーションが豊かであるため、毎日の食事を楽しみながら、体に必要な栄養素をしっかりと摂取することが可能です。さらに、発酵食品を含むことで腸内環境の改善や免疫力アップにも寄与し、健康に生活する上での重要な要素となります。一汁三菜は、食材の持つ美味しさを最大限に引き出しながら、健康的な食生活を支える日本の伝統的な食事形態と言えます。

一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®

 「一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®」とは、フジッコ株式会社・ニコニコのり株式会社・キング醸造株式会社・株式会社はくばく・株式会社ますやみそ・マルトモ株式会社の6社が共同で提案した「食」に関する考え方で、和食の基本である一汁三菜に加え、「みらいご飯」という考え方をプラスしたもの。

みらいご飯

 未来に繋げていくために、という思いで提案されたコンセプトで、「カラフルご飯」「スマートご飯」「イベントご飯」という3つのキーワードを基本としている。

みらいご飯
引用元:マルモト株式会社