カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

毎月17日 国産なす消費拡大の日

なす

 毎月17日は国産なす消費拡大の日。ナスの消費量を増やす日とするために、冬春なす(ふゆはるなす)の主産6県の組合(高知園芸連、全農ふくれん、熊本経済連、全農岡山、佐賀経済連、全農徳島)で構成する冬春なす主産県協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「なすび記念日(4月17日)」のPR期間を拡大したため、毎月17日となった。

ナスの豆知識

 ナスは収穫される時期によって呼び方が変わる。10月から6月にビニールハウスで作られているナスの事を「冬春ナス」、7月から11月に露地栽培で作られているナスのことを「夏秋なす(かしゅうなす)」と呼ぶ。

 ナスの原産地はインドで、日本には8世紀頃に入ってきた。

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 日本人にはおなじみの存在で、その歴史は驚くことに1200年以上もさかのぼります。その風味や多用途性は、夏の料理に欠かせないアイテムとなっています。

 何といっても、ナスの魅力はその多様性にあります。日本国内だけでも180種類を超える品種が存在し、その形状や色はさまざま。長ナス、小ナス、丸ナス、水ナス、賀茂ナスなど、そのバラエティは見る者を飽きさせません。皮の色は紫外線を浴びることで発色する特性を持つため、紫外線を遮断するシールを貼り付けることで、美しい模様を描くことも可能です。皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?

 さらに、ナスはヘルシーな食材でもあります。90%以上が水分で構成されている他、コリンという機能性成分も含まれています。このコリンは血圧やコレステロールを下げる効果があるだけでなく、動脈硬化を防ぎ、胃液の分泌を促進し、肝臓の働きを良くすると言われています。つまり、夏バテ防止にも最適な食材なのです。

 原産地はインドの東部と考えられており、そこからビルマ、中国を経由して日本に伝わりました。現在では、ナスは日本文化の一部とも言えるほど、深く日本人の食生活に根付いています。古文書を見ても、「天平勝宝二年(750年)茄子進上」といった記録が存在するほどです。

 それでは皆さん、今日の夕食はナス料理にしてみてはいかがでしょうか?その多様性とヘルシーさ、そして日本文化との深いつながりを感じながら、美味しい一品を楽しんでみてください。ナスの可能性は無限大です。