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毎月23日,2月3日 不眠の日

不眠

 毎月23日と2月3日は不眠の日。不眠の改善について適切な情報発信を行うために、エスエス製薬株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(2)(3)」の語呂合わせから2月3日、また、不眠の症状は一年中起こるという理由から毎月23日とした。

不眠症とは

 不眠症とは、なかなか眠れない・夜中や朝早すぎる時間に目が覚めてしまうなどといった睡眠に関する障害のこと。日本人のおよそ半数が不眠症であると言われている。不眠の症状が続くと集中力や作業効率が低下するほか、食欲が高まるホルモンが多く分泌されて太りやすくなったり、高血圧や糖尿病のリスクが高まるなど様々な弊害が出てくるとされている。

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不眠症の理解と対策

 不眠は、人間の生活に深く関わる問題であり、ストレスや生活リズムの乱れ、病気などさまざまな要素によって引き起こされることがあります。そして、不眠とは、必ずしも眠れない状態だけを指すわけではなく、寝つきが悪い、睡眠中に頻繁に目が覚める、早朝に目が覚めて二度寝できない、といった状態をも含みます。さらに、これらの症状が日中の生活に影響を及ぼし、機能的な問題を引き起こす場合、「不眠症」と診断されます。このような睡眠問題は人それぞれ異なり、一時的なものから長期的なものまで存在します。

 不眠の原因は多種多様であり、ストレス、心配事、生活習慣の乱れ、身体的な病気などが関係しています。特に、ストレスや環境の変化は心理的な影響を及ぼし、これが睡眠に影響を与えます。また、生活習慣の乱れ、例えば不規則な睡眠時間や食事時間、運動不足なども不眠を引き起こします。加えて、睡眠に影響を与える生活習慣として、飲酒やカフェイン摂取、スマートフォンの使用などがあります。これらの行為が睡眠の質を低下させ、不眠の一因となることがあります。

 不眠が続くと、日常生活に様々な問題をもたらします。疲労が取れずに朝起きる気力が出ない、注意力や記憶力の低下、気分の沈み、過敏な反応、人間関係のストレスなどが起こることがあります。このような状態が続くと、肉体的な健康だけでなく、精神的な健康にも影響を及ぼす可能性があります。

 一方、不眠を改善するための対策も存在します。まず、規則正しい食事習慣が大切で、朝食をしっかり摂ることで脳を覚醒させ、一日の活動のエネルギーを補給します。また、夕食は寝る2時間前には終わらせることが推奨されます。寝る前のカフェインやアルコール、タバコは控え、リラックス効果のあるハーブティーなどを飲むことも有効です。さらに、適度な運動も睡眠の質を向上させる重要な要素で、定期的に行うことがおすすめです。これらの不眠対策を実践することで、質の高い睡眠を得て日常生活を活力あふれるものにすることが可能です。